診療 アーカイブ2008年06月17日2008年07月07日200807みんな元気で2008年07月27日20080724夏休み-12008年09月08日20080907加藤武彦先生講演会2008年09月07日(日曜日)神戸で、横浜でご開業の加藤武彦先生、姫路の三木先生、技工士の山本先生の講演がありました。
総義歯を中心に、「高齢の患者さんに快適に食事をしてもらいたい」と訪問診療も積極的にこなしている先生で、
若い熱心な先生に多くの影響を与えておられます。加藤先生は長く在宅診療で、寝たきりの方が自分で食事をするようになると、
起きてくる方の症例をたくさん紹介してくれました。胃瘻や挿管栄養の患者さんの口腔に食べられる義歯(入れ歯)を入れて、
その方たちが元気になり、自分で身の回りのことができる様子を紹介してくれました。私も在宅診療をずいぶん長くしてきました。
これからもこのような患者さんを増やしていきたいと思 加藤先生の熱の入った講演風景。 講演後技工士の福山と加藤先生とわたくし。道端の花 2008年09月11日20080911うれしい報告2008年9月11日(木曜日) 今週初めに81歳のご婦人が紹介されて来院されました。ご主人が付き添っていました。「口内炎で、 半年ほどお粥以外食べていない」とのこと。お口の中を見せていただくと、小さな義歯(入れ歯)が入っていました。この義歯は、 補綴学で教えられたとおりの作り方ですが、先日神戸で加藤先生の講義の報告(9月7日のブログ)をしましたが、現在、 口の周囲の筋肉を使った印象(型)を取り、筋肉で安定させるように変わってきています。お昼過ぎから夕方まで、ほぼ半日かかって、 技工士とともにきっちりと合う義歯を作りました。できてから、’おかき’を出したところ躊躇しておられました。半年ほどの間”お粥” しか食べていなかったので、無理もないのですが、もう一度「どうぞ」と促すと「ぽり、ぽり」といい音を立てて食べておられ「食べられました」 と喜んでいただきました。 翌日来院されると、ご主人が開口一番「昨晩泣いていましたよ!」と言われたので、そんなに強く当たっていたかったのかな?と 「どきっっ!」としました。すると「みんなと同じ食事ができて、うれしいと喜んで泣いていました」と言っていただいたので「ほっ!」 としました。どんな食事をされたか伺うと「お魚やシイタケ、それにキュウリもいただけました」と言ってくれました。 これから細部の調整をしながら、きっちりと仕上げていきたいと思います。 食事ができるということは本当に大切なことで、これからの時代、みんなおいしく食事ができるようにしていきたいと思っています。 2008年09月15日20080914東京でボランティアの診療2008年9月14日(日曜日) 13日と14日の2日間東京でテンプレート研究会のボランティアの診療をしました。 皆さんとても良くなっていて、うれしい報告をしてくれました。そのうちおふたかたの報告を! 1) N.E.さん 昭和22年生まれ、60歳の女性。 主訴: 便秘 それ以外に体の不調は気づいていない。 2008年5月にテンプレートをセット。その後、寝つき、寝起きが良い。大変具合が良いという感想をいただいていました。今月は、 声の伸びが良くなり、大きな会場で話をする機会があったが、みんなはっきりと聞こえたという反応があった。ということで、 呼吸が深くなったような気がする。それに、気分的なものかもしれないが、外反母趾の親指の角度が小さくなった。目が輝いて、 顔の表情が良くなった。とうれしい報告をしていただきました。 2) S.Y.さん 平成2年生まれ、18歳、男性。 主訴: 腰痛、肩こり、集中力なし。 2008年8月にテンプレートをセット。 セット後1カ月ですが、寝心地が良くなり、よく親にマッサージをしてもらっていたのですが、 それが無くなった。と報告してくれました。 このほかにもいろいろ良くなった患者さんがたが喜んでくれました。 診療所のすぐ近くの東京都庁(大きいですね~!)の写真です。 帰りの飛行機から見た富士山
20080914ボランティア診療追加2008年10月12日20081011東京ボランティア診療2先ほどのブログの写真です(写真が大きすぎて、貼りつかないようです)。 山形からボランティアで来ている、坂下先生が治療しているところです。ちなみに、患者さんは長野から着てくれています。 2008年10月27日20081011東京でボランティアの診療2008年10月11日 東京の新宿で、テンプレート研究会のボランティアの診療をしてきました。 多くの患者さんが良くなってくれていて、喜んでくれました。写真は、事故にあって、首から上と右手首だけがやっと動くという患者さんです。 テンプレートをして2ヶ月目ですが、初めにお聞きすると「あまり変化を感じられない」ということでした。それで、 たとえば夜よく寝られるようになり、夜のうち何度も夜起きていた方が「ぐっすり眠れて、朝まで気がつきませんでした」 と言ってくれる方がいます。とお話しすると、ついてきてくださったお母様が「そう言えば、マイクで呼べるようにしていて、 以前は夜のうち少なくとも1度は呼びかけられて、体の向きを変えたりしていたのが、最近一度も呼ばれないので、私が夜ぐっすり寝られます」 と答えてくれました。それと、この方の直前に車いすで来ていたもう一人事故の後遺症で困っている患者さんは「筋の拘縮がきつくて、 手の指が握ったままでお父様が、開こうとしても開けなかったのが、このごろは手を開けるようになった。そして、 このごろは一人で車いすで新宿の雑踏を抜けてこれるようになった」と言ってくれています。と申し上げると 「両足の膝の部分が中へ緊張しているために、両膝の間にスポンジを三角形に切って、入れていたのですが、最近、ボロボロになったので、 以前より大きく作り直したのが、ひざの間からすっぽり抜け落ちるようになり、これならスポンジいらないね!」とこの間言ったばかりだよね! とお母さまが答えてくれました。毎日のことに少しずつ良くなっているのがなかなか気づけないのかもしれません。 このほか、先月この欄で紹介した、ニッポン放送のアナウンサーSさんも、ずいぶん調子がよくて、嬉しいです。と言ってくれました。 会長が「肌もきれいになったよね」というと「お化粧ののりがとてもよくなりみんなからきれいになったと言ってもらえるようになりました」 と喜んでくれました。 20081026口臭治療2008年11月30日20081130本田歯科提携クリニック総会2009年07月31日デジタルレントゲンを新しくしました。アナウンスが遅くなりましたが、2008年3月下旬 デジタルレントゲンを新しくしました。今回のものは解像度がよいのと、使い勝手もよくなっています。そのためにさらに診断の効率がよくなり、患者さんの細部の診断がしやすくなっています。デンタルレントゲンといわれる小さいが細部がよく見えるものとパノラマレントゲンといって上下左右口腔全体を撮影できるものと、シュラー法という顎関節を写す特殊なレントゲンです。患者さんの診断に威力を発揮すると思います。 2009年08月08日20090808東京でのボランティア診療2009年8月8日~9日 東京でのテンプレートボランティア診療
久しぶりの東京での診療。 2009年08月09日2009年8月9日東京テンプレート研究会2009/08/09東京ボランティア診療-22009年8月9日(日曜日) テンプレート研究会東京診療所ボランティア診療-2
この日もたくさんの患者さんが来られました。
写真4は本日初めてのケースで、手の指のしびれと手首に力が入らないのでお困りの方です。かみ合わせがとても深く(低位咬合)かみ合わせに問題があると思えるケースです。そのことが影響しているかどうかは経過を見ないとわかりませんが、顎の位置を正しくすることがとても大切と思える方です。遠く盛岡からお越しいただきました。 このように、かみ合わせが狂うととても大変な状況になられる方がいらっしゃいます。皆さんの健康が早く改善されるようにお祈りしながらボランティアの診療をさせていただいています。 2010年08月21日20100821救命救急講習会2010年08月21日 和歌山保険医協会主催で、AEDの使用法を中心に「開業医のための救命処置」と題して、日本ACLS協会理事長 青木 重憲 先生の講習会が開催された。対象は内科などすべての医科と歯科開業医、それに、看護師で青木先生の講義と消防署の救命救急士を交えたインストラクターによる実際のAED使用方法及び心臓マッサージの実習を行った。とても有意義であった。 以下の写真は講義と実習の風景。
2011年01月14日20110114うれしい患者さん2011年01月14日 以前から通って下さっている患者さんで、今日いらっしゃった患者さんに「今年のおせち料理とお餅はいかがでしたか?」と伺うと「歯を治してからよく噛めるようになり、正月はおいしくいただけました。おかげでちょっとからだが太りました」とおっしゃいました。それで、奥歯でキッチリ噛めるようになると、自律神経系や運動神経系が正常に働くようになるために、冷え性が無くなったり、肩こりが少なくなるとか身体のいろんなところが良くなっていきますよ!」と申し上げたところ、「それでか。このところ身体の調子がいいのは!」といってくれました。ある会社の会長さんですが、「今でもデスクワークだけでなく、1日3時間は現場へ出て仕事をしている(現場ではいやがっているかもしれないけれど)」と言っておられました。この会長さんは話をさせて頂いている感じでは、現場はちっともいやがっていないと思います。本をよく読まれて、異業種交流にもよく出席される、すばらしい会長さんです。お話しをさせて頂いた後とてもすがすがしい気分になりました。 2011年02月09日20110209診療室見学2011年02月08日 大阪から見学に来てくれました。 大阪のほうで多くの患者さんを集め、がんばって診療している診療室から見学に来てくれました。昨年暮れに院長と事務長がこられ、当院で使用している患者さんの管理ソフト(Dental X: デンタルテン)をご覧になり、以前から予防歯科を目指していましたが、さらに良質の医療をしたいと考えて、私たちが長年にわたり患者さんのデータを取り、管理し、それを長期にわたって患者さんの歯を維持することに使っているのをご覧になり、今回、代診の先生、歯科衛生士と歯科衛生士主任、訪問看護主任そして事務長の5名でいらっしゃいました。 当院のシステムをご覧になりとても喜んでいただきました。このように日本全国で予防を心がけ、患者さんの歯をなくさないように努力する歯科医院が増えることを願っています。8020運動とはまさにこのような治療をすることです。皆さんもぜひご自分の歯が悪くない間に歯科医院を訪れ、健康で快適な生活をお送りください。 写真は見学の様子と、そのときに来院していた患者さん(お子様)が治療中に眠ってしまい、寝たまま(小さいいびきを書きながら)治療を受けているところです。 熱心にメモを取り聞いてくれていました。 当院のスタッフが、説明していました。 最初は歯科医院が大嫌いで、玄関でおお泣きして待合室にも入れなかった「アン」チャン。今はこんなに安心してぐっすり寝たまま治療できるようになりました。
2011年04月08日20110408新聞記事2011年4月8日 新聞記事 ちょっと古い新聞ですが、昨年9月1日の新聞記事に「がん治療前に口腔検診」という記事が載りました。現在大きな病院で、すべての外科手術前に口腔をきれいにすることが多くなりました。口腔細菌を最少にして、お口をきれいにすることで、手術の予後がよくなり、入院日数が少なくなることが証明されてきているからです。和歌山県立医大病院でも外科手術前に口腔清掃を実施しています。ずいぶん術後の様子が良くなり、変わってきていると聞いています。 寝たきりの高齢者の口腔をきれいにすることで、誤嚥性肺炎がとても少なくなる高齢者施設は増えてきています。また、寝たきりの方の義歯をきっちり合わせて、筋肉のトレーニングなどをすることで、ご自分で食事をできるようになると、寝たきりだったのにおきて動けるようになる方もいます。このように、「奥歯できっちりかむ」ということが健康寿命を延ばすことにとても重要であることがわかってきました。 どうか今あるご自分の歯を大切になさってください。 20110408新聞記事2011年4月8日(金曜日) 本日の新聞記事の中に避難所生活が長くなる人の口腔状態をきれいに保つ方法が紹介されていました。これは平生から誰でも行うと良い方法だと思います。主に唾液を出すことを考えていますが、唾液で細菌を洗い流すということは大変重要なことで、みんなで実践すると良いと思います。8020財団のホームページを下に書いておきます。いろいろ参考になることが書いてあります。一度のぞいてみてください。 2011年04月12日20110412 早朝の電話2011年4月12日 (火曜日) 早朝に電話がありました。 朝早く電話が鳴り、何事かと飛び起きました。初めての方で、「昨晩から歯が痛くて一睡もしていないので見てほしい」というお電話でした。いらっしゃって見せてもらうと、とても痛そうな雰囲気でした。若いがっしりした体の男性でしたが、痛みでほとほと困っておられました。当該歯には大きなう蝕(虫歯)があり、仕事で忙しいのか、そのほかにも治療を中断し放置したため穴が開いている歯がいくつか見られました。 今回、この患者さんが痛みで参った歯は急性歯髄炎という症状でした。これは、 う蝕を放置したため、その穴から細菌が神経の穴(歯髄腔といいます)に入って、増殖しその中で炎症を起こしたために神経を圧迫して出た痛みです。手に傷ができると腫れます。これは炎症反応で血管から細菌をやっつけるためのリンパ球や抗体などが出てきて戦っているために起こる現象ですが、同じことが歯髄腔内で起こります。しかし、歯髄腔は4方を硬い組織でおおわれているため、圧力を逃がし腫れることができません。そのために大変耐えがたい痛みになります。治療をしている途中で患者さんが不思議そうな顔をして「何が起こったのですか?」と本当に信じられないという表情をしました。これは、治療により上から穴を開けたため、中の圧力が急に抜け、その結果強く圧迫していた神経に対する刺激がなくなったため、瞬時といっていいほど急に楽になったのです。 この患者さんは楽になりましたが、皆さんは歯が痛くならないように日ごろから気をつけて、歯が悪くないときから歯科医院で定期健診を受ける習慣を身に着けてください。 う蝕に関するもう少し詳しい解説をホームページの中に書いてあります。下のアドレスにアクセスしてみてください。 2011年04月14日20110414学校歯科検診2011年4月14日(木曜日) 中学校歯科検診 本日は2週間に1度の木曜休診日でしたが、中学校へ歯科検診に行ってきました。以前に比べて口腔内の状態はとてもよくなったように思います。しかし、ブラッシングが未熟で、う蝕(虫歯)を作っている生徒もいます。本年は2年生を見せてもらいましたが、1年生のときに和歌山衛生士専門学校の講師の先生に来てもらい、ブラッシングを学んだはずなのですが、やはり1度ではなかなかマスターできません。何とか方法を考えたいと思っています。 一生自分の歯で食事をすることはとても大切です。これは高齢になったとき、いろいろな人生の欲をなくしていく中で、最後に残る欲が「食欲」です。人生最後の楽しみのときにおいしいものが食べられない人生は惨めだと思います。もうひとつ、ご高齢の方を見ていると、ご自分の歯でしっかり硬いものを食べている人は自分の身の回りのことをできる方が多く、また、痴呆症も少ないように思われます(すべてではありません)。あるいは、寝たきりの方の口の筋肉をマッサージし、トレーニングをしてきっちりとした入れ歯でお食事をしてもらうと、起きてくる人がいます。つまり、自分で食事をできなくなったときに寝付いてしまう人が多いということです。また、体のあちこちに問題を起こしてきます。これらのことを考えると、中学生で歯を守り、そのときにきっちりと磨くことまた定期健診を受ける習慣をつけることが将来の日本の高齢者問題の解決にとても大切だと思われます。そのために休日も検診に行き何とかよい歯を守りたいと思っています。 2011年05月27日201105オーストラリアからの患者さん2011年5月 オーストラリアからの患者さん ある日一通のMailが入りました。和歌山出身でオーストラリアのシドニーに在住のかたで、シドニーの一般歯科医院で受診したところ歯周病がひどいので、歯周病のスペシャリストの先生を受診するように紹介され、紹介されたスペシャリストの歯科医院で受診したところ4本の歯を抜歯しなければならないとのことで、「セカンドオピニオンとしてみてほしい」という依頼でした。見せていただいたところ確かに重症ではありますが、努力すればひょとすると残るかもしれないということで治療を希望され、検査などを始めました。現在進行形で結果はまだ出ていませんが、世界的に見て現在の歯科はある程度悪い歯については「抜歯」という判断をすることが多いものです。歯を残すことについては患者さんも、歯科医院のスタッフ全員も大変な努力が必要ですが「どうしても歯を残したい」という決意があれば、結構残る歯が出てくるものです。 シドニーからお越しいただいた患者さんはご本も出しておられるフェルト作家のようで、私の古くからの(高校生時代から20数年通っていただいています)患者さんにガラスだま細工の作家がいらっしゃって、雰囲気がとても似ているので、お二人にお互いのことをお話したところ二人とも「ぜひお会いしたい」ということでご紹介しました。とても気が合ったようで、和歌山城の石垣の上で4時間あまり話しこんでいました。下の写真は診療室からその様子を写したものです。 2011年06月15日20110614 歯科材料2011年6月14日(火曜日) 歯科材料 私たちが患者さんのために使用する材料は材質その他の点でできるだけ良質のものを使いたいと考え、文献その他の資料でよく選んで使っています。今日ご紹介するのは「コンポジットレジン」といえわれるもので、マイクロメータ(ミクロン)サイズのセラミック粒子を特別の波長の光で固まる高分子の化合物で包み込んだものです。昔は「アマルガム」という銀と水銀を練り合わせたものを歯につめていました。これもとてもよい材料で、30年以上前に私の父親が治療してつめたものがいまだにそのままお使いいただいているケースもあります。しかし、最近は水銀を含んだ合金(無機水銀なので問題はないはずですが)はあまり好まれない傾向があり、新たに歯と接着する材料が開発されました。コンポジットレジンは今でこそ普通に使われますが、私が和歌山に帰った28年前から使い始めましたが、そのころはまだほとんどの歯科医師が使っていませんでした。今日見ていただく写真に写っているのはコンポジットレジンと、それを詰めるための’ガン(充填器)’と光で固めるための光重合器です。これはイボクラール社といってリヒテンシュタインという小さな国(スイスとオーストリアの間にある小さな国で、インスブルックオリンピックが開かれたところです)で作られたものです。コンポジットレジンはいろいろな国のいろいろな会社で作られていますが、私はこれが一番よいと思って使っています(最近国産の中にもこれと同等のものが開発されています)。私が使い始めた何年か後にアメリカ歯科医師会の機関紙(JADA)という雑誌(よい論文が掲載されます)にアラバマ大学で5年間に充填した各メーカーの材料を比較した結果が出ましたが、イボクラール社のものが最もよい成績でした。このように、他の材料も含め、現在私たちが手に入れることができる材料で、できるだけ患者さんのためによいと思われるものを選択して治療に使っています。 写真をクリックすると、当医院の使用器機が、拡大されます。 2011年06月18日20110616オーストラリアからの患者さん・続き2011年6月17日(金曜日) オーストラリアからの患者さん・続き 先日(5月)に和歌山出身で、オーストラリアで永住されているフェルト作家の女性について書きました。その方の和歌山在住の妹さんがいらっしゃいました。お姉さんが「診ておいてもらったほうがよいよ!」と言ってくれたとのことでした。ところで「お姉さんがこられるきっかけは?」と聞いたところ、その妹さんはお店をしておられ、お客さんで有田から私たちの診療室へ歯科治療のために通っている人がいるので「どうして和歌山まで治療に?」と聞いたところ「悪い歯を治療して残してくれるから」とお答えになられ、それが記憶に残っていたので、オーストラリアでお姉さんが「4本の歯を抜かないといけない」といったときに思い出して紹介してくれたそうです。「その後お姉さんはなんと言っていますか?」と聞いたところ、「ずいぶん前から(今年のはじめごろ)痛くてかめなかったのですが、抜かなければならないといわれたので、我慢してそのままになっていた」とのことでした。「まだほんの少し痛いですが、食事は普通にできるようになった」と言っています。と話してくれました。 有田から通ってくださっている患者さんとは、25~6年前に私が和歌山に帰ってまもなく来院され、左上6番(第1大臼歯)の歯が悪くなり、どうしても残せなかったので、下顎の8番(親知らず)を左上に歯の移植をした方です。その後その歯がちゃんとつき普通に食事ができています。結婚して有田へ行きましたが、今もきっちりと定期健診を受けてくれています。このように、ご自分の歯が残り、その歯でしっかり食事ができて喜んでいただき、家庭も、社会も明るくなるのが私たちのつとめと考えています。 これからも歯を残すことを心がけ、しっかり食事ができて、高齢になっても身の回りのことがご自分でできる人を増やしたく思っています。 2011年06月26日20110628医院見学2011年6月28日(火曜日) 大阪から歯科医院の事務長と歯科衛生士の方。その方々をご紹介してくれた方を含め3名が当院の診療とそのシステムを見学に来てくれました。以前お越しになった歯科医院のスタッフです。予防歯科をもっと充実させたいという希望があり、口腔内写真の撮影方法を中心に、予防歯科に何がもっとも大切であるかなどについてお話をし、診療室を見ていただきました。患者さんが「ニコニコしながら入ってくる」と驚いておられましたが、私たちにとってはごく当たり前のことだったので、少し意外な感じを持ちました。帰り道ここへ連れてきてくれた方に「私たちこんなところで働きたいな!」と言っておられたそうです。どの診療室にもよいところがたくさんあります。短時間ではよいところだけが目立つのだと思います。私たちは、そのようなよい点は伸ばしていきたく思います。しかし、気がついていないところは直して行きたいとも思っています。お気づきの点がありましたら紙に書いて待合室の「目安箱」にお入れください。改善できるところから改めていきたく思っています。よろしくお願いいたします。
2011年07月08日20110707 新しい治療用チェアー2011年7月7日(木曜日) 新しい治療用チェアー 今日は大忙しの日でした。小学校の授業を2校。中学校を1校。授業をしている間に、歯科器具メーカーとディーラーの人にお願いして、17年使った治療用チェアーを入れ替えてもらいました。いろいろなメーカーのチェアーを見て回り、その中から、患者さんに一番よいと思うチェアーを選びました。とてもよいもので、きっと患者さんには気に入ってもらえると思います。予防に力を入れながら、このように機械を更新するのは大変なことですが「患者さんの歯をのこすためにはなにがもっとも大切か」と言うことを常に考えながら、機械器具の更新もしてゆきたいと思っています。 写真をクリックすると、当医院に導入した、チェアーが拡大されます。 2011年07月22日20110722麻酔がちっとも痛くない’みずき’ちゃん2011年7月22日(金曜日) 麻酔が平気な’みずき’ちゃん みずきちゃんは生まれてすぐにお母さんのチェックと一緒に歯科に通っていました(正確にはお腹にいるときから)。それで歯科医院のお姉さんやみんなととても仲良しで、チェックもとても楽しみで、歯科医院に通うのがとっても好きです。今日は、上の乳歯が抜けたのと、下の乳歯がぐらぐら動いてきたので診療に来ました。下の歯のレントゲンを撮ってみるとしたから大人の歯がもう大分出てきていました。それで、麻酔をして歯を抜くことにしました。麻酔は針のない’Syrijet:シリジェット’というので大体のところをして、後は針のある麻酔をしましたが、ちっとも痛くないので’にこにこ’笑顔で歯を抜くことができました。痛くないので治療が大好きです。夏休みなので、あすはおじいちゃん、おばあちゃんのところへ遊びに行くことにしています。このように、歯科医院でいつも歯をきれいにしているとちっとも痛くなく、気持ちがよくなるので通うのがとても楽しみになります。スタッフのみんなと仲良しにしていると、こわくないので何をするのも恐ろしくなくでき、とても簡単に済んでしまいます。みんなこのように痛くなく、気持ちよくなるようにするといいですね! 2011年10月12日20111012う蝕の治療2011年10月12日 う蝕(虫歯)の治療 俗に言う虫歯は最近 う蝕 といいます。これが進んで穴が開くとこれを削らなければなりません。こうならないように歯は痛くない間にきれいにするしゅうかんをつけてください。はじめてこられた患者さんを診ていますと、ご自分の歯磨きを一生懸命にした跡のある人が多く見られます。しかし、歯磨き方法が悪いために時間をかけて一生懸命になさったはずなのに、肝心のところが磨けていない人もまた多く見られます。「我流」はよくないのは何事も同じですが、歯磨きについては特に「我流」はよくありません。歯科衛生士が指導をすると同じ時間で(人によっては今までより少ない時間で)とてもきれいになります。こうしてきれいにすることでう蝕の発生を極端に減らせます。これだけしても、場合によってう蝕のできることがありますが、早く見つければ、フッ素を使って十分な歯磨きをすれば、その場所に唾液中のカルシュウムが沈着して自分で治していきます。これを再石灰化といいます。このような治し方が最もよいなおしかたです。さらにう蝕が進むと穴が開きます。こうなれば私たち歯科医師が削らなければなりません。最近は”Minimal Intervention(最小の侵襲)"といって「できるだけ削る部分を小さく」という方法をとります。「う蝕検知液」という細菌を染める液で虫歯の穴を染めながら、細菌のいる場所だけを削るようにします。そのときに使うのが写真のように非常に細いバーで中央に見えるのがそれで、両側が普通に使われるものです。写真ではその違いがわかりにくいかもしれませんが、お口の中に入ったときの差は非常に大きく、健康な部分に触れないで、細菌に感染した歯質だけを削ることができます。このように、健康な歯の部分をできるだけ大切にした治療が望まれます。 真ん中がMIバー。両側が普通のバーです。 2回クリックしてください 2011年10月19日20111019日本糖尿病協会歯科医師登録2011年11月19日 日本糖尿病協会歯科医師登録証が届きました。 今までのブログや関連サイトでも書いてきましたが、歯周病が悪化するといろいろなところに病気が引き起こされたり全身の症状が悪化してきます。 そのひとつに糖尿病があり、以下と歯科の連携した研究で、歯周病を治療すると糖尿病が改善することが知られています。 そのために、糖尿病協会と歯周病学会が今後連携して患者さんの治療に力を入れていくことになりました。 今回、私の歯科医師登録が完了しました。口腔衛生をないがしろにするといろいろな問題が引き起こされてきます。 糖尿病以外にもいろいろな病気が関連していることがわかりつつありますから、これからはぜひお口の中をさわやかに、健康に保つように心がけてください。 添付の写真は私の登録証です。 以下は日本歯科医師会から患者さん向けに出版されている「歯っぴいスマイル」という本に掲載されている記事です。ご参考になれば幸いです。 各写真は、クリックすると拡大して記事が読めます。 2011年11月10日20111104ライオン歯材株式会社の機関紙2011年11月04日 ライオン歯材株式会社の機関紙が発刊されました。 歯科医院向けに出されている雑誌で、予防歯科に関しての記事が多い紙面です。予防歯科に熱心に取り組んでいる歯科医院を毎号連載していますが、今号に当院の歯科衛生士と私についてのインタビュー記事が掲載されました。 10月上旬に取材にこられ、歯科衛生士と私が質問にお答えしたことを記者の方がまとめてくれたものです。私たちが断片的に話したことを、うまくまとめてくれたと感心しています。予防歯科というのは患者さんに理解されにくく(歯が痛くなってから治療に行くという日本の現状からどうしても予防は理解されにくいのです)、記者の方が全国を回り、予防歯科と取り組んで苦労している歯科医院を取材して回っておられます。 今回取材申し込みがあったときに、私は「予防歯科とは各論で考えることではなく、総論で考える問題である」ということを若い先生に理解してもらいたく、取材をお受けしました。 つまり、「理解しにくい患者さんにどう理解してもらうのか?」とか「予防歯科では経営をしずらくなる」あるいは「早く歯を抜き、あるいは削り、治療をしたほうが早く済んでしまう」 といった各論で答えを求めても、なかなか解決には至らないことが多いものです。 『健康とは何か?そのために歯科がどのように貢献できるのか』。『歯が無くなると健康にどのような問題を起こしてくるのか』という大前提を患者さんと歯科医院スタッフとが一体となって解いていかないと「予防歯科」は成り立たないのではないか。と考えています。そのようなことをうまく話して伝えられたかどうか心配ですが、記者の方は文章をうまくまとめてくれました。 ライオン歯材社から「添付してもよい」と許可をいただきましたので、ここに添付いたします。1枚目は表紙。2枚目と3枚目の左右をつなぎ合わせていただくと読めます(1ページと数行が私の部分。そのためこのままでは大変読みにくくなっています。私の力では、パソコン上でつなげませんでした。プリントアウトしてお読みください)。 各写真は、クリックすると、拡大されます。 2011年12月07日20111207 Lion記事PDF改変2012年06月01日20120613LION株式会社の機関紙に紹介されました。2012年06月27日20120627診療室の機械2012年6月27日(水曜日) 昨日機械が動かなくなりました。 歯科用デジタルレントゲンの機械がWindowsの上で動きます。歯科で使うレントゲン線の線量はとても少ないので、撮影をしても問題はほとんどないのですが(CTを何度も撮影するのは別ですが)、歯科の診断や治療にはレントゲンは欠かせません。昨日機械が動かなくなりとてもあわてました。そのときに助けてくれたのが歯科機械のディーラーで、アナログのインスタントで現像できるフィルムと現像液をすぐにそろえてくれ大助かり。その日のうちにデジタルの機械も直り、一件落着。 このことであらためて思ったのは「治療は診療室内のスタッフだけでするのではない」ということでした。メーカーやディーラー、情報を提供してくれる組織、学会などなど、いろいろなかたがたの力が結集されて患者さんの治療が完結するということです。 治療にはこのような方々の力が患者さんの一本一本の歯、そして一人ひとりの健康のために働いていることを実感してください。ご自身が元気になるように努力してくれることを願っています。 2012年07月05日20120704伏虎中学校・口腔衛生指導毎年この季節に伏虎中学校1年生に口腔衛生指導をしています。和歌山県歯科衛生士専門学校から講師の先生に来てもらい、口腔についての知識と歯ブラシ指導をしてもらいます。このときに養護教員の高橋先生からすばらしいお話を伺いました。「今年4月の歯科検診で、1年生は65名中 う蝕 の本数が 5本 だけであった」。ということです。これは、ご家庭での注意や小学校で担任の先生や歯科校医の先生方の努力が効果をあげたということだと考えます。本当にうれしい話でした。中学校3年間でこれを保てるようにしていきたいと考えます。本日授業をしてくれた衛生士学校の清水富美子先生もベテランらしく(年はお若いのに)丁寧にお話いただき、生徒にはよくわかったようで、歯垢を染めた後の歯ブラシもとても熱心にしていました。私も最後に歯についてのお話をさせてもらいました。 授業風景 清水先生の熱心な指導 歯垢を赤く染めて、熱心に歯ブラシをしました。 2012年07月18日動画 第3回 生まれた時からのケア当医院のホームページ上でyoutubeの画像を貼り付けると重たくなるみたいなので、これからは私のyoutube 上の動画は、リンクを張りたいと思います。
ご興味のある方はリンクをクリックして下さい。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=amLSBwGQf04
今回の動画説明
歯医者さんに行くのは、歯が生えたり、悪くなってからと考えがちですがお母さんが母子手帳をもらった時に歯医者さんに行く習慣をつけて栄養指導をしてもらってください。赤ちゃんには既に歯胚が芽生えています。また、ご家族の方は、歯のケアーをして、虫歯や歯周病になる細菌を少なくすることで、その環境で育てられた、赤ちゃんは虫歯になる可能性が低い統計が出ています。ご両親などが歯のケアーをすることは、生まれてくる赤ちゃんへの最高のプレゼントとなります。 2012年08月22日20120810急な患者さん2012年08月10日(金曜日) 診療が終わり、習い事に出かける寸前にいつも診察させてもらっている患者さんが駆け込んできました。「孫がこけて顔を打ち、歯から血が出ています」とのこと。すぐにつれてきてもらいました。東京在住の活発な孫さんで、転んで思いきり顔を打ったようでした。前歯の2本の切端(歯の一番先)が少し欠けて、そのうちの1本はほんの少し内側にずれ、ごくわずか奥に(骨の中)に埋まるようになっていました。止血のほか必要な処置をしてお帰りいただきました。 お子さんの動きは不安定なのに、動き回ろうとするので、よく顔を打ちます。そのときに、歯が骨の中に埋まりこんだり、「スポン」と抜け落ちたり、大きく欠けたりします。このようなときにはできるだけ早く歯科を受診してください。特に、歯が欠けたり抜けたりしたときはその歯を大事に(牛乳パックに入れるか、ない場合にはお母さんの口の中に入れてー飲み込まないように・・・要するに乾燥しないようにー)できるだけ早く歯科医院にお越しください。休日などは大学病院や歯科のある大きな病院で急患を受け付けてくれると思います。和歌山市の場合、保健所で「休日急患センター」があり、日曜、祝日に診察してもらえます。 2012年09月19日2012年09月 「見てみて!はるかちゃん歯が真っ白」2012年10月03日動画 第6回 食事の重要性について
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=TJC-APXqx48 上記のアドレスをクリックすると動画が見れます。
動画説明
歯科医師からみた食事のバランスは非常に重要です。 時に子供さんの偏食は子供さんの将 来に大きな問題があります。 偏食する子供さんの改善方法などを中心にお話します。 2012年12月27日動画 第7回 口臭について
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=TJC-APXqx48 上記のアドレスをクリックすると、動画が見れます。
動画説明 口臭で悩んでいる人は非常に多く、多くは歯周病の患者さんに多く診られる症状です。その内容には、他臭症と自臭症等の場合があります。自臭症の場合、本人がその臭いを気にしすぎて引きこもりなど社会的生活を快適に過せない人も居ます。その原因と改善方法に ついてお話します。 2013年01月09日動画 第8回 審美歯科治療について
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=d1t0eDsvQk0
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動画説明 社会が豊かになり審美歯科(ホワイトニング)のニーズが高まっています。歯並びをよくし、歯の色を白くして社会生活を快適に過されている人が多くなってきています。唯一つ、テトラサイクリングと言った抗生物質を服用されて、歯そのものが黒い人がいます。そ のような人への対策もお話します。 2013年01月16日2013年1月 本年もよろしく2013年01月30日2013年1月 とってもうれしい絵手紙2013年02月06日2013年2月6日(水曜日) 周術期口腔機能管理「周術期口腔機能管理」というのは聴きなれない言葉だと思います。以前から、大きな病院でどの科であっても手術をする前から、そして手術後に口腔機能管理をすると入院日数が短くなり、患者さんの健康を回復しやすいということはよく知られていました。和歌山県立医科大学でも病院長がこのことに理解があり、歯科口腔外科の先生やスタッフがとてもがんばって、実績を上げて来ています。しかし、最近はがんの放射線療法や化学療法は通院で行うケースが増え、そのような治療をしているときや治療後は唾液が出にくくなり、口腔内が不潔になることがおおく、場合によっては食事を満足に取れないこともあります。気をつけなければなりません。そのようなケースや、病院で手術をし退院した後の口腔ケアが不十分なケースも見られ、もともとの病気の治癒遅延にも関係することもあります。このようなことから、厚生労働省も術前や術後の口腔ケアに重点を置くようになって来ました。和歌山県立医科大学の口腔外科でも歯科開業医と連携をとり、退院後の口腔ケアを充実させるためにいろいろな努力をして来ています。私も昨年からいろいろな講習会に出席し(昨年の1月から4月ごろのブログを参照してください)、また、実践してきました。皆さんの周りでいろいろな手術をされ自宅で療養しているかたがたにはお近くの歯科医院で口腔ケアを受けられるようお勧めください。 2013年03月20日2013年03月15日 Dental X, iMac, iPad mini患者さんのデータをコンピュータに入れ、継続した診療を行い患者さんの歯をできるだけ長くもつようにしたいという考えで、Dental X(‘デンタルテン’と読みます)というソフトを使っています。このソフトは画像と検査データを一括管理できるので、患者さんがご自分の初診の状態とその後メインテナンス時の状態を把握し、きれいになった口腔状態をさらに高い意欲で維持するのにとてもよいソフトだと考えます。そのためのホストコンピュータはiMac 27 in 。クライアントに 21in と eMac さらに手元のパッドに iPad と iPad miniを使ってきましたが、今回最も新しい iMac 27 in と iPad mini を各1台加えました。さらに見やすく、わかりやすくご説明をし、また、診療の手元にデータを常に置けるようにしました。 新しい iMac 27inは画面が美しく、記録メディアもSSDとHDDのハイブリッドになり、描画速度が速く、性能が上がったのですが、とても薄く軽くなっているのが特徴です。また、iPad mini はさらに美しく描写できるようになっています。 右側面から見たところです(左が新しい iMac 27in)が、こうして並べてみると、新しいiMac 27in の薄くなっているのがとてもよくわかります。 2013年04月10日動画 第9回 無痛治療について
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=mYNyoQlweLg
上記のアドレスをクリックすると、動画が見れます。
動画説明
歯の治療は痛いから嫌がる人が多いのですが、近年は非常に器材等も進み患者さんにリラックスして、治療を受けていただけるよう歯科医師も努力しています。例えば、気持ちを非常に和らげる笑気麻酔や針のない注射器、そして音楽を聴きながら治療を受けていただ くこともできます。 当医院でも笑気麻酔や、針のない麻酔は取り入れてやっております。 2013年04月14日2013年4月7日(日曜日) 新聞記事 歯磨き2013年04月17日動画 第10回 歯を抜かない治療の勧め
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=LaFZ4CSm1Ew
動画説明
現在の治療は、上手に歯を削り、上手に歯を抜き、よき被せ物や入れ歯、ブリッジなどを 入れることですが、どのような良いものを作ってもその物に神経は通っていません。だか ら歯を残すことが重要な治療法となります。その為に予防の大切さを含めてお話します。 2013年04月24日動画 第11回 歯の移植について
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=v-reDpsZeYc
動画説明
歯科治療のインプラントは、非常に良くできた治療法で、結果的に良くかめるようになり ます。また、インプラントをする前に先ずは、歯の移植が可能かを確認することが大切で 、その治療方法などをお話します。 2013年05月10日歯とお口の健康講座2別のサイトで依頼を受け投稿した記事を何回かに分けて、載せていこうと思います。 ご興味のある方はお読みください。 今回は2回目です。
1.歯磨きは何のためにするの? 左の写真は、同じ患者さんの4ヶ月後の写真です。フッ素を使用した歯茎で、歯垢(プラーク)も上手に取れています。 歯茎の炎症(赤い腫れ)も無くなりました。 とても気持ちの良い歯茎となり、う蝕(虫歯)になりかけていた部分も再石灰化がおこりかけています。 2.歯を守るには 左の写真は、毎日、歯磨きをしている人の歯磨き結果です。毎日、歯ブラシで歯を磨いても、‘我流’では、このように磨き残しが多く見られます。歯の面に赤く染まって見えるのが、歯垢(プラーク)と言われる磨けてない細菌のかたまりです。 歯磨きの目的は、下記の通りです。 ①食べカスを残さない。 ②細菌のかたまりを取り除く。 ③歯茎のマッサージをする。 3.虫歯の原因(ストレプトコッカスミュータンス) 左の写真は、ストレプトコッカスミュータンスと言う細菌です。う蝕(虫歯)を起こす原因の1つと言われています。 写真は、顕微鏡で約800倍に拡大しています。 寒天に栄養素を混ぜて、ストレプトコッカスミュータンスを培養したものです。気泡のようなコロニー(集落)が肉眼で確認できます。 この気泡がデキストランと言われるベタベタの糖で、この糖のために他の細菌を菌の表面に集めてきます。 4.お口の中の細菌 口の中の細菌を位相差顕微鏡で見たものです。口の中には、500種類以上と言われる種類の微生物がいます。 赤い○印は、球菌や小桿菌と言われる細菌の集まりで、動きません。 赤い→印の先の小さな点(細菌)は、鞭毛をもち、固有の運動をします。細菌の大きさは、1μ(ミクロン)ほどです。写真は、約1,000倍の大きさです。 5.虫歯や歯周病を防ぐ方法は? 口の中にいる細菌(常在細菌と言います)が、う蝕(虫歯)や歯周病を引き起こします。 歯磨きは、このような細菌を取り除き、歯茎をマッサージして健康にする目的で行います。 そのために、歯と歯の間、歯と歯茎の‘きわ’のところをしっかり磨く必要があります。 6.歯磨きテスト 1日の中で、1番歯垢(細菌)の多いときは、いつですか? 1) 食後 2) 食前 3) 寝る前 4) 起床時 さて、いつでしょうか? 7.答え 細菌の多い順は、 1)起床時 就寝中は、唾液が少なく、口を動かさないため細菌が増殖します。 2)食前 食後から少しずつ細菌が増え始め、食事の前は細菌が多くなります。 3)寝る前 食前と同じように細菌は、増えます。 4)食後 食事をすると、食べたものや自分の筋肉「舌や頬粘膜(ほほ)」で、‘こする’ため、細菌の数は少ないです。 8.歯ブラシはいつしますか? もうお分かり頂けたと思います。 1)歯磨きは、寝る前にすることが最も大切です。 2)起床時は、就寝中に増えた細菌を取ってしまいます。 3)食前に歯磨きをしましょう。食べる前に手を洗うのと同じことです。 4)食後は、歯磨きができればよいし、できなければ、 フッ素先行などでよく‘ゆすいで’、食べカス を取り除いてください。 2013年06月05日第3回講座 歯を磨きましょう 2別のサイトで依頼を受け投稿した記事を何回かに分けて、載せていこうと思います。 ご興味のある方はお読みください。 今回は3回目です
1.歯磨きについて 歯磨きの方法は、いろいろあります。 この写真は、歯の根っこのところまで歯石が沈着して、歯槽膿漏で抜けた歯です。黒と茶色や白い付着物が歯石です。 2. 歯磨き方法Ⅰ 主に歯ブラシの毛先を使う方法です。 1)バス法 一般的に知られた歯磨き方法ですが、アメリカのBass先生(病理学者)が自分の歯が悪くなって、なかなか治らないので、色々歯ブラシの使い方を工夫して、90歳を過ぎるまで、自分の歯で食事をしていました。その方法が現在の歯磨き方法の中心になっています。 バス法は、歯と歯肉の境目(ポケット:袋状の細菌の豊富な部分)に45°の角度で歯ブラシの毛先を当てて(毛先が少しポケットの中に入る)小さく前後に動かします。 前歯部(前の歯)では、歯ブラシを縦に入れて、歯ブラシを上下に動かし、1本ずつの歯を丁寧に磨きます。 2) 歯磨き法 スクラッピング法 歯の外側は、毛先を歯に直角に当てます。内側は45°にして軽く前後に動かします。 3) フォーンズ法 主に子供の歯を磨くのに使います。小さく円を書くように、童謡などを歌いながら(リズミカルに)子供の歯を磨いてあげてください。 3. 歯磨き方法 Ⅱ 主に歯ブラシの脇腹を使う方法で、歯垢の除去と歯茎のマッサージ効果を目的としたものです。 1)ローリング法 歯の根の先に毛先を向けて、噛む面に向かって歯ブラシの柄を回転させます。(歯ブラシの毛の脇腹を使う)前の歯の内側は、縦にしてかきだします。 2)チャーターズ法 歯の外側は、根の方から噛む面に向かって歯ブラシを置き、少し圧力をかけながら振動させます。 4. 歯磨き方法 Ⅲ つまようじ法 特殊な磨き方ですが、最近注目されている磨き方です。
歯ブラシの毛の配列が2列で、根の先のほうから噛む面に向かって、約30°の角度で毛先を歯頸部(しけいぶ:歯と歯肉の境目)に当て、毛先を歯と歯の間にすべり込ませて、出し入れします。歯ブラシの毛先を‘つまようじ’に見立てて、歯と歯の間の食べカスをかき 歯ブラシの毛の配列が2列で、根の先のほうから噛む面に向かって、約30°の角度で毛先を歯頸部(しけいぶ:歯と歯肉の境目)に当て、毛先を歯と歯の間にすべり込ませて、出し入れします。歯ブラシの毛先を‘つまようじ’に見立てて、歯と歯の間の食べカスをかき出すようにします。 5. 歯磨き方法 Ⅳ 小歯ブラシ 小さな歯ブラシで、親知らずなど普通の歯ブラシが届きにくかったり、入りずらい所に小さな毛先を入れます。他に矯正装置の周辺、義歯(入れ歯)のバネがかかる歯やブリッジや被せ物などの部分や、被せている歯の周辺なども磨く場合があります。 6. 歯磨き方法 Ⅴ 歯間ブラシ 歯間ブラシは、小さな針金に放射上に毛先を付けたものです。歯と歯の間に入れて、歯間部の歯と歯肉を磨きます。効果は抜群で使用後は非常に気持ち良くなります。各種大きさがいろいろあり、部分、部分での使う大きさが異なります。小さいと効果が少なく大きすぎると歯肉を傷つけます。必ず、歯科衛生士の下で使い、自分勝手な判断はしなことが大切です。 7. 歯磨き方法 Ⅵ デンタルフロス 塗蝋絹糸(とろうけんし)といい。昔は、絹糸に蝋を塗ったものを用いました。現在は、合成繊維をそのままつかったり、テフロン加工したものがよく使われます。 8. 歯垢染色剤 これは、歯垢の細菌を染めるものです。 9. 歯磨き剤 1)歯磨きの基本は、大量の水でよく洗い流すことです。歯磨き剤はお好みで使うもよし、使わないのもよし。 2)市販されているものは安全が確認されていますが、中には成分が蓄積されるものもあります。長期間使用するものですから歯科医師によく相談してください。 10.自己流と正しい歯磨き 自己流で一生懸命磨いてもこんなに磨き残し(赤い部分)があります。自己流は、このように努力のわりに結果が伴いません。 歯科衛生士の指導の下で、歯磨きをした結果です。正しい、歯磨きは、同じ時間、同じ努力で大きな差ができます。 11.高齢者(介護者)の歯磨き ご自身で、歯磨きがしにくくなった方は、介護者がしてあげてください。お口が汚く、食べるものが流動食である方が、気持ちの良い口で、自分で食事ができるようになると、QOL(生活の質)が変わる場合があります。 特殊な「クルリーナ歯ブラシ」というものです。これは、吸引しながらや誤嚥を防ぎながら歯磨きができます。 2013年07月03日第4回講座 う蝕(虫歯)1
別のサイトで依頼を受け投稿した記事を何回かに分けて、載せています。 ご興味のある方はお読みください。
う蝕(虫歯)というのは、水晶の硬さと同じくらい、硬い歯が細菌に感染して、歯がボロボロになることを言います。 う蝕(虫歯)はバイオフィルムによる感染症です。Mutans(ミュータンス菌)菌群(St.mutans, St.sobrinusなど)が歯に感染することにより引き起こされます。細菌に対する歯の抵抗力の低下が誘因となります。予防は寄生体である悪玉の細菌の数を減らすことと、宿主である自分の歯や身体の抵抗力を向上させることが大切です。 しかし、このバイオフィルムにたいする、自分自身のもつ免疫応答(生体防御機構)だけでは、予防や治癒は困難です。歯そのものの酸や細菌に対する抵抗力をつけることも重要です。 また、食生活の中で、繊維質の多い野菜などで、食べながら、歯の表面をこするような自浄作用を期待するのも必要なことです。 なぜ、虫歯になるの? 1)自浄作用のある野菜や固いものを食べない。 2)甘いものや、粘りのある物が好き。 3)食べる時間が不規則 2.唾液の性状 1)酸の中和力が弱い 2)ねばねばした唾液 3)唾液の量が少ない 3.う蝕原生細菌が多い → 1)まんべんなく食材を取る(自浄作用のある野菜や固いもの) 2)甘いものや、粘りのある物はできるだけさける。 3)生活リズムをよくする。 2.固いものをよく咬み、唾液腺を刺激。水分を十分に補給。全身の体調を整え自律神経を正常に。 3.歯の構造 1)エナメル質:カルシュームが主で、水晶と同じくらいの堅さがあります。 2)象牙質:堅いのですが、エナメル質より柔らかく、う蝕(虫歯)にもなりやすい。 3)歯髄(しずい):神経と血管が入る組織です。 5)歯根膜(シコンマク):歯と骨を繋いでいる繊維状の組織で、硬い骨と歯がぶつかって壊れるのを防ぐ緩衝作用もしています。 実際のう蝕(虫歯)の様子を見ます。 一方、左の黒い部分(黄色の円)は、遠心小窩(う蝕の発生しやすい場所です)。そこから下へ向けて遠心舌面溝と言い、この部分をダイアグノデントで検査するとエナメル質の表面だけの感染であることが分かりました。 5.う蝕(虫歯)の処置② 肉眼では細菌に感染した部分は削除できたと思ったところにも、薄くピンク色に細菌が染まるところが確認できました(緑色の円の中)。その部分を、細菌に感染した部分だけを削れる(健康な部分は削れない)材料でできた切削バー(削るドリルの一種)や歯を削れるレーザ、あるいはマイクロメーター(ミクロン)単位の細かい粒子を高圧で吹き付けて削るようにします。これらの方法はいずれも痛くなく悪くなった部分を削除することができます。最近はこのように痛くなく、感染した部分だけを切削できる道具が開発されてきているので、無痛の状態で、細菌に感染した部分を最小限取り除く治療法が確立されました。これをMinimal Intervention(最小の侵襲)治療と言い、歯を必要以上に削らない治療方法に変わりつつあります。 6.う蝕(虫歯)の処置③
治療として、中央小窩は切削器具を使い細菌に感染した部分を削除しました。切削した場所は穴が開いて見えます。
う蝕(虫歯)検知液とは、歯の中に感染した細菌を染める液です。 肉眼で見えなかった細菌もこれで染めて、その部分だけを削るようにします。 う蝕(虫歯)検知液でピンク色に染まった部分も取り除かれ、細菌に感染した部分がなくなりました。現在ではこの部分に、口腔内でレジンに光を当てて固まる材料を用いて修復するようになってきました。 赤色の円で囲った部分が先ほど切削したう窩に相当する部分です。先ほどの穴が嘘のようにきれいに修復でき、まるで最初からう蝕(虫歯)などなかったように修復できました。現在では、早く治療すればこのように、痛くなく、1日で、きれいに修復することが可能になりました。また、黄色の円で示した、遠心小窩と遠心舌面溝は削らないで、フッ化ジアミン銀という薬と、治療用の半導体レーザを使って細菌の活動を不活化することでエナメル質を保存することができました。 【治療前】 治療前と治療後ではこのように違います。 【治療後】 2013年07月17日第6回講座 歯周病(歯槽膿漏)Ⅰ
別のサイトで依頼を受け投稿した記事を何回かに分けて、載せています。 ご興味のある方はお読みください。
1)0点
2.歯周病(歯槽膿漏)とは 3.健康な歯肉(歯ぐき)と病気の歯肉(歯ぐき) 短期間に、歯科衛生士の歯ブラシ指導とプロフェッショナルケアで改善された歯肉(歯ぐき)の状態です。 4.骨吸収像(レントゲン) 上記と同じ人のレントゲン像です。歯を支えている歯の骨に吸収が見られます。
このレントゲン像は歯科衛生士が根の表面をきれいに掃除して、先ほどの歯石が見られなくなりました。上記のレントゲンの黄色矢印で示したところの骨に皮質骨という白い骨が見られないのですが、掃除をしたあとの左のレントゲンでは、緑の矢印で示したように、レントゲン像で白い線が見えます。この白い線が皮質骨という固い骨です。健康になってきている証拠です。
健康な歯肉(歯ぐき)の状態です。
歯肉炎:歯を取り巻く歯肉(歯ぐき)だけが炎症になっている。歯肉(歯ぐき)に少し炎症があり、このまま放置すると、どんどん深部へ病状が進行するような状態です。
歯周炎:歯を支える骨が破壊された状態で、歯肉(歯ぐき)の炎症がどんどん奥へ入り歯を支えている骨までやられている状態を示しています。このような状態になっても本人は気づいていないことが多く、「自分は歯に関しては自信がある」と言って、歯科に何十年も通っていない人によく見られます。不思議なことに、歯周病(歯槽膿漏)にかかっている人の歯は、う蝕(虫歯)にかかっていないことが多いのです。 6.立体的に骨の吸収を見る 40歳代の人のあごのCT像です。歯周病(歯槽膿漏)で歯を支える骨まで破壊されています。 7.どうして骨まで破壊されるの? このように、口の中の病気は、外来の寄生体(細菌など)と宿主(自分の体)のせめぎあいです。自分の全身状態も良くし、悪玉が寄り付く隙を作らないようにすることが大切です。しかし、いろいろな全身の病気があり、そのために口の中の病気が悪化することがあります。体の状態をできるだけ早く、できるだけ良い方向へ向けるように努力しましょう。 2013年07月24日第7回講座 歯周病(歯槽膿漏)2別のサイトで依頼を受け投稿した記事を何回かに分けて、載せています。 ご興味のある方はお読みください。
下記のような人がかかりやすく、治りにくい人です。 1)お口の手入れをきっちりしない。 2)お砂糖で、できたものや、やわらかく歯につきやすいものが好き。 3)野菜や繊維性のもので、食べながら自浄作用のある食物をあまり食べない。
歯と歯ぐきの間にたまった、白いこけ上のもの(緑の矢印)。これがプラーク(DentalPlaque,歯垢などと言われます)です。 3.歯垢(DentalPlaque)内の細菌 10日ほど歯ブラシをしていない口腔から採取した、歯垢をグラム染色(細菌を染める方法の一つ)して光学顕微鏡で見た像です。 グラム陽性菌や陰性菌。球菌、短桿菌、大型の桿菌やコーンコブという変わった形のものも見られます。 このように口の中では、約500種類以上とも言われる微生物が生息しています。 その中で、悪玉菌も多く見られます。できるだけ細菌数を減らすことが大切と考えます。 1)自分では悪くないと思う人も、定期的に検診を受けて、健康な状態を保つようにすることが大切です。 また、もし悪くなった場合でも、早く見つけ治せば重篤な症状にならずに済みます。 歯を大切にすることは、年をとってからの生活がとても快適になります。 2013年07月31日第8回講座 口臭Ⅰ
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1.はじめに ぜひ最後までご覧頂くことで、あなたもこんな人間関係が作れるようになります。 なお、今回の「口臭」については、「本田式口臭治療」をなさっている本田俊一先生のお考えを基に構成させていただきました。 写真:IVOCLAR・HAKUSUI両社のご厚意による 2.口臭とは 1)他臭症 2)自臭症
3.自臭症とは このように長年、他人に打ち明けられず、一人悩んでいる方が結構多いのです。 大きな病院へ行って、口臭値の測定をしてもらっても「数値は低いからあなたは正常です」と治療をしてもらえず、次々といろいろな診療科を受診している人がいます。 これが自臭症の特徴です。
4.他臭症とは しかし、家庭で奥様から「あなた口くさいわよ!」とか、娘さんから「お父さん臭いから、いや!」と言われて、やっと歯医者さんを訪れる人がいます。あるいは奥様に袖を引っ張られて、来院する方もいらっしゃいます。このように、自分では何の問題も感じていない、ことが大問題になります。
5.臭いの元 Ⅰ
6.臭いの元 Ⅱ 2)メチルメルカプタンや硫化水素など:これはシステインやメチオニンという硫黄を含んだアミノ酸(含硫アミノ酸という生き物の体を構成している重要な成分)が分解されて生じる揮発性硫黄化合物(硫 化物)。
7.臭いの元 Ⅲ 2013年08月07日第9回講座 口臭 Ⅱ別のサイトで依頼を受け投稿した記事を何回かに分けて、載せています。 ご興味のある方はお読みください 1.臭いの測定方法 |