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2018年02月 アーカイブ

2018年02月07日

2018/02/05安全なレベルの喫煙は存在しない

https://medical-tribune.co.jp/rensai/2018/0205512784/

橋本 洋一郎 先生(熊本市民病院神経内科)がMedical Tribune (Doctor's Eye) に書かれた記事です。いくつかの最新の論文を引用してタイトルのような結論を出されました。たばこの本数によって病気のリスクが増減するのではなく、少ない本数でもリスクのあることが示されています。そして、日本ばかりでなく世界のたばこ製造会社が紙巻きたばこの販不振を「加熱式たばこ」で挽回しようと巨額の費用をかけて研究し、発売しようとしていますが、これも、

2.加熱式たばこのharm reductionは証明されていない

喫煙量をわずかに減らしても有意義な健康上の利益はもたらされず、一方でたばこと電子たばこ(わが国ではニコチン入りの電子たばこは発売されていない)あるいは加熱式たばこの二重使用は心血管リスクを上昇させる。「harm reduction」というキーワードを使って加熱式たばこの販売を促進すべきではない。さらに"電子たばこは禁煙率を低下させる"と主張し、"より安全である"と銘打ったたばこ製品(加熱式たばこやニコチン入りの電子たばこ)のマーケティング手法は、若い世代をニコチン依存症に導いてしまう可能性が高い。

安全な喫煙レベルというものは存在せず、リスク低減商品と銘打った加熱式たばこに変更すれば長期的な冠動脈疾患や脳卒中の健康被害のリスクがほとんどなくなる、または完全になくなると勘違いすべきではない。

わが国ではニコチン入りの電子たばこの発売は認可されていないため、加熱式たばこが相次いで発売されている。すなわち、わが国は加熱式たばこの実験場となっていると考えられる。米国では米食品医薬品局(FDA)が加熱式たばこを認可しておらず、FDA科学諮問委員会は、IQOSが紙巻たばこ喫煙より害が少ないというフィリップモリスの主張を5対4で否定した。

”喫煙量をわずかに減らしても有意義な健康上の利益はもたらされず「電子たばこ」とか「加熱式たばこ」と いう名前で売り出そうとしていますが、煙が少ないという理由で「受動喫煙」がないような錯覚をおこし「紙巻きたばこのような害がない」ような売り方をしていますが、今までたばこに手を出さなかった人々特に若年者層がたばこに手を出しやすくすることでかえって問題があることを指摘しています。

健康にとって本当は何が一番大切かをしっかり見ていく必要があると思います。

2018年02月14日

3月の診療スケジュール

いつも当医院のホームページをご覧になっていただきありがとうございます。3月の診療スケジュールです。よろしくお願いいたします。

3月診療スケジュール

もし当医院が休診日の時で日曜・祝日・盆・年末年始(12/29~1/4)に何かお困りがありましたら 、和歌山急患センターにご連絡ください。ホームページアドレスを記載しておきます。

電話番号 073-425-8181

http://wakayama-oukyu.or.jp/

みなさまのお口の健康が保たれるよう出来る限りご近所の歯科医院で定期検診を受けてください。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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