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2011年04月 アーカイブ

2011年04月01日

201103和歌山市消防局 東日本大震災救助活動

2011年3月 和歌山市消防局 東日本大震災救助活動

以前報告したように、和歌山県下でも各地、また、各団体が救助に出かけています。写真は朝日新聞の記事ですが、和歌山市消防援助隊が救助を終えかえってこられたときの記者会見の様子です。写真に写っている隊長さんは、とても熱血漢で、救助などの消防活動に本当に命をかけて活躍されている方です。「この方に任せておけば安心」と誰もが思うようなすばらしい方で、和歌山市にこのように仕事に全精力をかけてがんばっている方がいることをうれしく思います.

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2011年04月08日

20110408新聞記事

2011年4月8日 新聞記事

ちょっと古い新聞ですが、昨年9月1日の新聞記事に「がん治療前に口腔検診」という記事が載りました。現在大きな病院で、すべての外科手術前に口腔をきれいにすることが多くなりました。口腔細菌を最少にして、お口をきれいにすることで、手術の予後がよくなり、入院日数が少なくなることが証明されてきているからです。和歌山県立医大病院でも外科手術前に口腔清掃を実施しています。ずいぶん術後の様子が良くなり、変わってきていると聞いています。

寝たきりの高齢者の口腔をきれいにすることで、誤嚥性肺炎がとても少なくなる高齢者施設は増えてきています。また、寝たきりの方の義歯をきっちり合わせて、筋肉のトレーニングなどをすることで、ご自分で食事をできるようになると、寝たきりだったのにおきて動けるようになる方もいます。このように、「奥歯できっちりかむ」ということが健康寿命を延ばすことにとても重要であることがわかってきました。

どうか今あるご自分の歯を大切になさってください。

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20110408新聞記事

2011年4月8日(金曜日)

本日の新聞記事の中に避難所生活が長くなる人の口腔状態をきれいに保つ方法が紹介されていました。これは平生から誰でも行うと良い方法だと思います。主に唾液を出すことを考えていますが、唾液で細菌を洗い流すということは大変重要なことで、みんなで実践すると良いと思います。8020財団のホームページを下に書いておきます。いろいろ参考になることが書いてあります。一度のぞいてみてください。

http://www.8020zaidan.or.jp/pdf/kenko/start_care.pdf

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2011年04月12日

20110412 早朝の電話

2011年4月12日 (火曜日) 早朝に電話がありました。

朝早く電話が鳴り、何事かと飛び起きました。初めての方で、「昨晩から歯が痛くて一睡もしていないので見てほしい」というお電話でした。いらっしゃって見せてもらうと、とても痛そうな雰囲気でした。若いがっしりした体の男性でしたが、痛みでほとほと困っておられました。当該歯には大きなう蝕(虫歯)があり、仕事で忙しいのか、そのほかにも治療を中断し放置したため穴が開いている歯がいくつか見られました。

今回、この患者さんが痛みで参った歯は急性歯髄炎という症状でした。これは、 う蝕を放置したため、その穴から細菌が神経の穴(歯髄腔といいます)に入って、増殖しその中で炎症を起こしたために神経を圧迫して出た痛みです。手に傷ができると腫れます。これは炎症反応で血管から細菌をやっつけるためのリンパ球や抗体などが出てきて戦っているために起こる現象ですが、同じことが歯髄腔内で起こります。しかし、歯髄腔は4方を硬い組織でおおわれているため、圧力を逃がし腫れることができません。そのために大変耐えがたい痛みになります。治療をしている途中で患者さんが不思議そうな顔をして「何が起こったのですか?」と本当に信じられないという表情をしました。これは、治療により上から穴を開けたため、中の圧力が急に抜け、その結果強く圧迫していた神経に対する刺激がなくなったため、瞬時といっていいほど急に楽になったのです。

この患者さんは楽になりましたが、皆さんは歯が痛くならないように日ごろから気をつけて、歯が悪くないときから歯科医院で定期健診を受ける習慣を身に着けてください。

う蝕に関するもう少し詳しい解説をホームページの中に書いてあります。下のアドレスにアクセスしてみてください。

http://www.tamakidc.jp/mes/mushiba.html

20110412新聞記事ー3

2011年4月12日(火曜日) 日本経済新聞に次のような記事がありました。

インド出身の指揮者 ズービン・メータ氏はフィレンツェ歌劇場日本公演で来日していたとき、3月11日の大震災に遭遇し、イタリア側の判断で講演を打ち切った後もN響などにチャリティー開催を打診しつづけた。とのこと。その後N響などと日程を調整して、10日にベートーベン「交響曲第9番(合唱付)」を東京上野の東京文化会館で演奏したとのこと。こんな巨匠で、日程のやりくりが大変な中わざわざ再来日し、聴衆、オーケストラと合唱団全員で黙祷をささげ、時々声を詰まらせながら犠牲者、被災者をいたわり「来年の桜は、少しでも明るい気持ちで眺められますように」と結んだ。独唱、合唱も指揮に大きく共鳴し、終演後の客席は総立ちに!そして当日の義援金額は2200万円を超えた。という記事に、本当の芸術とは「人の心の奥底から魂の叫びを沸きあがらせるもの」であると感じさせられました。災害にあわれたかたがたには本当にお気の毒ですが、その後、多くの人々のいろいろな善意の記事を見るにつけ、人間のすばらしさを感じ、それだけに犠牲になられた方の無念を思わずにはいられません。和歌山県立工業高校の奥田先生も2日間の休みを東北へボランティアに行かれたとのこと。日数の多少でも、また金額の多少でもなく、巨匠も、1高校教師もこのように困っている人に対する「自分が何かをしなければ」という思いは同じすばらしい働きだと思います。

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2011年04月13日

20110412新聞記事ー2 ベアンテ・ボーマン

2011年4月12日(火曜日) 日本経済新聞に次のような記事がありました。

東京交響楽団の主席チェロ奏者を長くなさっていたスウェーデン人のボーマン氏の記事です。ボーマン氏は最初宣教師として日本にこられたとのことで、交響楽団の定年まじかの時には何か壁を感じられたが、退団直後に震災に会われ、スウェーデン本国からは「東南アジアの近隣のどこかまでの航空券を用意するので出国の意思があるか」という問いかけがあったが、ご本人は全然その気がなく、日本にとどまり、ご自身の使命を果たそうとなさっておられるとのこと。そして震災後「新しい人生の始まりだと心を切り替えて、学生時代に戻ったつもりでバッハの大曲、無伴奏チェロ組曲の練習を始めた」とのこと。機会があれば東北などの教会でチャリティーコンサートをする機会があれば哀悼の意をこめて演奏したいと述べておられる。「人生では避けられない困難や悲劇に直面することがある。しかも人間は自分の力だけで心の平安を作り出すことはできない。『私は、あなた方に私の平安を与えます』という聖書の言葉をかみ締めているとのこと。また、山岳写真家としても活躍され「山小屋までヘリコプターでチェロを運んで山で演奏したこともある」という活躍ぶり。東京交響楽団はすばらしい主席チェロ奏者を抱えておられたのだと感心しました。

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20110412禁煙教育ボランティアの会

2011年4月12日(火曜日) 禁煙教育ボランティアの会月例会

本年も4月を迎え、各小学校への新学期の取り組みを話し合いました。いつものメンバーで和気あいあいと楽しいミーティングでした。産婦人科、内科をされている医師が、野上町のほとんどの小学校と海南市の一部小学校へひとりで授業に行かれ、とてもがんばっている姿にほかの会員一同賛美と驚きの声を上げました。海南の残り小学校については会長から教育委員長などに働きかけてぜひ実現したいということでした。

20110413NHK和歌山ウェーブ写真館

2011年4月12日 NHK和歌山ウェーブ写真館

今月からウェーブ写真館が少し新しくなり、変わっていたので、私の写真が入選しているのに気がつきませんでした。本日何気なく開いてみると「落ち椿」という題で、和歌山城内の椿を写した写真が入選していました。もしよければご覧ください。下のアドレスをクリックしていただくと見られます。

http://www.nhk.or.jp/wakayama/asunowa/photo/gallery.html

20110413たばこ問題を考える会・和歌山

2011年4月13日(水曜日) たばこ問題を考える会・和歌山例会

たばこ問題を考える会・和歌山は20数年の活動歴のあるとても地味ですが、着実な実績を上げている会です。和歌山県内公立学校すべての敷地内全面禁煙やタクシーの全面禁煙などについて多くの意見を述べ、担当して苦労していた方々に対し実現するために積極的に側面からアプローチをして実現にこぎつけた経緯があります。毎年5月31日の「世界禁煙デー」にはJR和歌山駅まえでパンフレットや禁煙に関する印刷をした絆創膏を配布して皆さんに呼びかけています。またその日の前後の日曜日には「禁煙フォーラム」を開催して、意識の向上に勤めています。

ほんねんは「禁煙教育の今までとこれから~子供たちに たばこの正しい知識を伝えるために~」と題して、5月29日の日曜日に西浜の和歌山工業高等学校6階多目的ホールで開催されます。和歌山県内の公立小、中、高等学校すべての敷地内全面禁煙(全国で一番早かったのです)からちょうど10年に当たる記念会となります。それで10年を振り返り、これからの課題についてみんなで話し合おうという計画です。講師の方々は、味村昌彦氏(和歌山県教育委員会健康体育課指導主事)、田野岡教彦氏(和歌山市教育委員会・私立少年センター長)、西畑昌治氏(医師、和歌山禁煙教育ボランティアの会代表)、奥田恭久氏(和歌山工業高校教諭)の4氏とコーディネーターは元小学校長で長年禁煙教育に取り組まれ、現在も積極的に禁煙授業をする人に対してアドバイスをしご自分でも講演を多くこなされている北山敏和先生(たばこ問題を考える会・和歌山・代表世話人)が勤められます。とても期待できる会になると思われます。

2011年04月14日

20110412新聞記事ー1 東大寺

2011年4月12日(火曜日) 朝日新聞 新聞記事

本日の朝刊に次のような新聞記事が掲載されました。修学旅行で皆さん行かれた、奈良の東大寺が「銀行から借り入れをして義援金を災害地に送った」。という記事です。奈良時代に大仏を建立した際、聖武天皇と光明皇后は「生きるものすべての幸せを願った」その思いを伝える寺としてできるだけのことをしたい。とのこと。仏教界もがんばって努力しています。

災害地の一日も早い復興を願っています。

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 記事をクリックすると、拡大されて読めます。

20110414学校歯科検診

2011年4月14日(木曜日) 中学校歯科検診

本日は2週間に1度の木曜休診日でしたが、中学校へ歯科検診に行ってきました。以前に比べて口腔内の状態はとてもよくなったように思います。しかし、ブラッシングが未熟で、う蝕(虫歯)を作っている生徒もいます。本年は2年生を見せてもらいましたが、1年生のときに和歌山衛生士専門学校の講師の先生に来てもらい、ブラッシングを学んだはずなのですが、やはり1度ではなかなかマスターできません。何とか方法を考えたいと思っています。

一生自分の歯で食事をすることはとても大切です。これは高齢になったとき、いろいろな人生の欲をなくしていく中で、最後に残る欲が「食欲」です。人生最後の楽しみのときにおいしいものが食べられない人生は惨めだと思います。もうひとつ、ご高齢の方を見ていると、ご自分の歯でしっかり硬いものを食べている人は自分の身の回りのことをできる方が多く、また、痴呆症も少ないように思われます(すべてではありません)。あるいは、寝たきりの方の口の筋肉をマッサージし、トレーニングをしてきっちりとした入れ歯でお食事をしてもらうと、起きてくる人がいます。つまり、自分で食事をできなくなったときに寝付いてしまう人が多いということです。また、体のあちこちに問題を起こしてきます。これらのことを考えると、中学生で歯を守り、そのときにきっちりと磨くことまた定期健診を受ける習慣をつけることが将来の日本の高齢者問題の解決にとても大切だと思われます。そのために休日も検診に行き何とかよい歯を守りたいと思っています。

2011年04月18日

20110417研修会

2011年4月17日(日曜日) 13:00~17:00 新大阪 丸ビル新館

「Mac/iPad から始まる 歯科医院の新たな未来」 と題して研修が行われました。本院で患者さんのデータ管理に使っているDentalX(デンタルテンといいます)というソフトはMacの上で動きます。このソフトは患者さんの画像、検査などのデータを経時的に一括管理できる優れもののソフトです。通っていただいている患者さんはよくお分かりだと思いますが、ご自分のお口の状態を正確に把握でき、健康な状態で歯を長く持たせ、口腔の健康状態を守るために大変重要なソフトです。今回 iPad 2が発売されるのを機会にプラネットという会社はDentalX 関連で、入力からデータ提示その他いろいろなことができる iPad 用の DentalX Air と DentalX help というソフトを開発し、患者さんの健康管理がさらに快適に、楽しく、確実にできるようになりました。私の持っているiPadにも近々ソフトが入るはずです。楽しみにお待ちください。また、山口県萩市でお父様と一緒に診察している歯科医師が、このソフトと、ある企業と一緒に開発した歯ブラシを使い歯周疾患の治療をしているメソッドを公開し、大変効果のあることを紹介されていました。両方とも私たちの診療室では早くから両方とも使い効果を挙げています。ほかの診療室の先生はこれから積極的に取り入れようとしていました。このように、私たちの診療室だけでなくたくさんの歯科医院で、患者さんの歯を残し、口腔ばかりではなく、全身の健康をも守ろうとしている姿には心強いものがあります。

写真は会場風景です。私の後ろにいっぱいの人がいらっしゃいました。

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写真をクリックすると、拡大されます。

2011年04月20日

20110415和歌山市歯科医師会研修会

2011年4月15日(金曜日) 20:00~21:30

和歌山市歯科医師会主催の研修会が夜8時から歯科医師会館で行われました。講師は和歌山県立医科大学・歯科口腔外科学講座・准教授 和田 健 先生で 和歌山県立医科大学付属病院・歯科口腔外科における基礎的(悪性腫瘍、骨粗しょう症、顎関節症その他)と臨床研究(悪性腫瘍、糖尿病、手術前口腔ケアその他)など多岐にわたる研究について、また、1次医療機関(私たちのような開業医)と3次医療機関(県立医大)との連携についてと循環器疾患(狭心症、心筋梗塞、心不全など)患者の歯科診療時の注意点など多岐に渡ってご講義いただきました。夜遅くですが、みんな診療が終わってから駆けつけ熱心に聞いていました。

写真は和田先生の講義風景です。

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20110331食育の町・新聞記事

2011年3月 食育の町 新聞記事

以前出版記念講演で既報ですが、紀の川市に赴任されていた田中卓二さんのことが記事になりました。この本はとても面白くためになる本なので、機会があればぜひお読みください。

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記事をクリックすると、拡大して読めます。

20110415誤嚥性肺炎 新聞記事

2011年4月15日(金曜日) 震災と病 新聞記事

震災と病という欄の記事の中に、誤燕性肺炎に関する記事がありました。震災ばかりでなく、一般的にも参考になる記事なのでお読みください。特に「避難所では食事が少なくなり、インスタント食品などが多くなると咀嚼回数が減るために唾液の流出が少なくなるために口腔環境が悪くなる」というところは、日ごろの食事に関しても言えることなので、できるだけ硬いものを口に入れ、一度口に入れると30回以上かむようにすると唾液が出やすくなります。また、梅干やかんきつ類など、想像しただけで唾液が出るようなものもあります。このような食材をできるだけ口に入れるようにするとよいと思います。さらに、梅干の種などはそのまま口に入れお口の中で転がしているだけで唾液が出てきます。これは、本田式口臭治療をされている本田俊一先生のお話で、米軍のマニュアルでは砂漠の戦場で兵隊が本体からはぐれた時「小石を2つ見つけて口の中に入れる」というのがあるそうです。「そうすれば唾液が出て2日ほどは口の渇きが少なくなるので、その間に本体に合流できるように努力せよ」と書いてあるそうです。緊急時のためにぜひ覚えておいてください。また、この記事には口の周りや舌の筋肉のトレーニングに関しても書いてあります。非常時でなくとも高齢の方々はぜひ実践されるとよいと思います。

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2011年04月22日

20110421セミナー

2011年4月21日 セミナー

和歌山市内で面白いセミナーに出席しました。

先月と来月の3回シリーズですが、どのように楽しんで、しかも、患者さんに安心してもらい、さらに歯科医師やスタッフも喜んで診療するためには何が必要か?というセミナーです。

みんな熱心に聞き入っていました。

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2011年04月27日

20110426和歌山城内 牡丹の花

2011年4月26日(火曜日) 和歌山城内牡丹の花

和歌山城内の牡丹がきれいに咲きました。

機会があればご鑑賞ください。

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