20110914紀南地方の水害
2011年9月08日 紀伊半島に台風12号。大きな被害
台風12号が紀伊半島に降らせた雨は、3日間で東京都で1年間の降雨量に相当する量であったと報道されました。
大変な被害で、ボランティアで現地に入った方の話では「車で行けるところまで行き、その後は徒歩で行ったが、現地をはじめてみた時の様子は想像を絶するすざましさであった」とのこと。「畳が水を吸うと、大の大人2人では持ち上がらなかった」ということで、テレビの画面で眺めていると畳一枚がほんの小さなものに見えますが、目の前に現れたときにはとてつもなく大きく重いものだということで、まさに現場でなければわからないことなんだと思いました。そのようないろいろなものが人間の背丈以上につみあがっているのを見ると、一瞬にしてこれを押し流す水の威力のすごさを感じます。
水の一滴は手のひらに乗ります。手にすくって顔を洗うときの水はとても気持ちがよいものです。それが流れになり長い年月が立つと岩をも削り取り、さらにその水が一瞬に局所に集中するとダイナマイト以上の爆発力を見せ付けます。
不思議ですね。自然の力のすごさを感じます。
また、人間一人ひとりは誰も会って話をするととても気持ちよく、仲のよいものですが、グループになるに従い、そのグループでの意向に逆らえなくなり、それが大きくなると、ついにはかつてのドイツにおけるナチスのように、暴風雨となって吹きまくり、人としては行ってはならないことを自分の意思とは関係なくしてしまうことになります。心しなければならないことだと思います 。
高野山の写真を添付します、写真の1枚目は今年8月に高野山で見かけたもみじです。真夏なのに真っ赤に染まったもみじに思わずシャッターを切りました。8月末のNHK和歌山、夕方6時台の番組の最後のほうで(私が撮影したほかの写真が)紹介されました。
今年8月16日の高野山。
昨年10月の高野山のもみじ。-1
昨年10月の高野山のもみじ。-2
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