禁煙教育 ボランティア アーカイブ2007年10月04日20071004禁煙教育・砂山小学校2007年11月29日20071129和歌山市保健所健康教室2007年11月29日 和歌山市保健所 健康教室 で「お口から広がる健康 -歯垢を取ってプラス思考 -」 と題してお話をさせていただきました。予定数を超す市民の参加があり、皆さん熱心に聞いてくれました。 保健所歯科衛生士による楽しい歯ブラシ指導もあり、皆さん熱心に歯を磨いていました。おみやげに 歯ブラシ、歯間ブラシ、フロッスシルク (糸ようじ)や歯磨きペーストを皆さんもらいました。「とても為になった」というアンケートに記入いただけた方が多く、 講演後に話をした保健師も「アンケートがこんなに帰ってきて、記入欄にこれだけ書いてくれることは少ない」 と熱心な皆さんの反応に驚いていま した。写真は会場の風景です。 講演風景
歯科衛生士による歯ブラシ指導 20071129和歌山市保健所健康教室2007年11月29日 和歌山市保健所 健康教室 で「お口から広がる健康 -歯垢を取ってプラス思考 -」 と題してお話をさせていただきました。予定数を超す市民の参加があり、皆さん熱心に聞いてくれました。 保健所歯科衛生士による歯ブラシ指導もあり、皆さん熱心に歯を磨いていました。おみやげに 歯ブラシ、歯間ブラシ、フロッスシルク (糸ようじ)や歯磨きペーストを皆さんもらいました。「とても為になった」というアンケートに記入いただけた方が多く、 講演後に話をした保健師も「アンケートがこんなに帰ってきて、記入欄にこれだけ書いてくれることは少ない」 と熱心な皆さんの反応に驚いていました。写真は会場の風景です。
歯科衛生士によるブラッシング指導風景 2007年12月09日20071209たばこ問題を考える会、和歌山20周年記念会2007年12月09日 和歌山において、「たばこ問題を考える会・和歌山」の20周年記念会がもようされました。奈良女子大学・
教授 高橋裕子先生の記念講演の後、私が「今、小学校での禁煙学習」と題して「和歌山禁煙教育ボランティアの会」から実践授業をしました。
Macによるプレゼンが好評で、高橋教授はその後M ac党になられる予定です。
懇親会集合写真 2007年12月13日20071213和歌山市立山東小学校、禁煙教育2007年12月13日(木曜日) 和歌山市立山東小学校で「禁煙教育」をしてきました。畑中さんとご一緒でした。 畑中さんは10歳代からたばこを吸って、52歳で喉頭がんになり、声帯を摘出しました。ドイツ製の器械を使ってお話をしてくれます。 生徒たちにとってはとてもショッキングなようで、食い入るように聞いていました。授業が終わってからも質問が畑中さんに集中し、 器械を触って「どんなに話ずらいか!」を体験させてもらいました。写真はその時の風景です。 2008年02月14日20080214雑賀小学校禁煙教育2008年02月14日(木曜日) 雑賀小学校の4年生に禁煙教育をしてきました。担任の先生はまだたばこを吸っているようで、 生徒に「絶対に吸わないのが良い」と言ってくれていました。みんなおとなしく聞いてくれました。しかし、元気に活発に質問もしてくれて、 楽しい授業でした。写真は授業風景です。 2008年07月04日2008年07月03日和歌山市立東山東小学校禁煙教育2008年07月03日和歌山市立東山東小学校禁煙教育 に行ってきました。4年生、5年生の授業をしてきました。 岡校長先生やご父兄も一緒に授業にはいってくれて、生徒はみんなとても活発に、熱心に聞いてくれて、のせられて楽しく話しました。 「タバコによっていろいろな病気になることが分かっているから、若い君たちは、絶対にタバコに手を出してはダメだよ!」。と話したところ 「若い人だけでなく、年とってもタバコ吸っていると、病気になるのですか?」という質問が出ました。 「おじいちゃんが吸っているので心配です」という話です。 このように周りの人のことを思いやる心を持っている子が多くいるというのはとてもうれしく思います。毎日新聞の「禁煙」 を担当している加藤記者も取材に来てくれました。写真は、授業風景です。
美人で誉れ高い岡校長先生も生徒に話しかけてくれました。 2008年07月13日20080712禁煙教育(毎日新聞)2008年08月04日20080803禁煙科学会イn大分2008年8月3日 2日から大分に出かけて、禁煙科学会、大分県、大分県医師会、大分県薬剤師会主催
「禁煙支援アドバイザー育成講習会」に行ってきました。200名を超す参加者が集まり、内容もとても濃いものでした。禁煙科学会副会長・
インターネット禁煙マラソン主宰されている奈良女子大学教授・高橋裕子先生のお人柄、また、大分県薬剤師会で活躍されている伊藤裕子先生、
大分県の健康対策課を中心とする行政の方々、また、禁煙マラソン事務局長の三浦秀史氏やこの学会を支えておられる先生方、そして、
いとう内科医院のスタッフをはじめとする大分の方々。皆さん素晴らしいチームワークでスムースな運営をされていました。
和歌山県の議会事務局調査課長・佐本明氏の、参加者を飽きさせない軽妙な、そして内容のある講演もあり、朝10時から4時まで。
昼食も食べながらのランチョンセミナーととてもハードな1日でしたが、楽しく過ごせました。喫煙をしていると、
インプラントをした時のトラブルの発生が7倍にもなる。という報告もありました。 下の写真は、素晴らしい御講演をして下さった、宮崎で小児科医院を開業されている野田先生とインターネット禁煙マラソンの高橋先生。 野田先生は、会場のみんなを、「だ」じゃれで引きつけて、素晴らしい講演をしてくれました。 2008年10月01日20081001禁煙支援歯科医師の認定証2008年12月18日20081218山東小学校禁煙教育2008年12月18日山東小学校へ禁煙教育にいきました。このブログでおなじみの畑中さんとのコンビです。畑中さんは長くタバコを吸っていて、53歳の時に喉頭がんが見つかり、声帯を切除しました。そのために声が出なくなり、器械をのどに当てて話をします。畑中さんが話しはじめると、生徒はみんな水を打ったように「し~ん!」となり、聞き耳を立てて聞いているのがわかります。生徒さんたちの感想文の中に「(前略)・・・・お父さんとお母さんがタバコを吸っているのでとても心配です。次の僕の誕生日にはプレゼントはいらないので、お父さんとお母さんの禁煙をください。(後略)・・・・・」というのがありました。お父さんとお母さんへのやさしさにあふれています。人を思いやる心を持ったこの子供たちがそのままで大きく成長できるようにと願ってやみません。 畑中さんの授業風景 私が生徒さんたちに質問しているところ。 2009年01月30日20090129和歌山市立楠見東小学校禁煙教育2009年1月29日 和歌山市立楠見東小学校へ禁煙教育にいきました。畑中さん(喉頭がんのために声帯を切除して、器械を使わないと会話のできない方です)と一緒に行きました。とてもはにかみやですがまじめな生徒さんたちで、最後に畑中さんに器械の使い方を教わっていました。また、校長先生の南方先生は、私の娘が小学校1年生の時に担任してもらい「南方先生に担任をしてもらいとても好かった」と今も話に出るような生徒思いの先生です。先生手作りのゲームが校長室の前に置かれていたり、古電柱にバスケットボールのゴールをつけた運動具が運動場にあり、また、トイレには「こちらを向いてスリッパを脱いでね!」という人形があり、お金をかけずに子供の「知育、体育、徳育」に励んでいる姿に、時間がたってもちっとも変わらない先生の生徒思いがびんびん伝わってくる小学校でした。後日いただいた感想文で「僕のお父さんもお母さんもタバコを吸っています。今年の僕の誕生日のお祝いはいらないから、お父さんとお母さんの禁煙がほしいです」と書いてくれた生徒さんがいました。こんなに心優しい生徒が育つ学校はすばらしいと思いました。そのときの写真です。クリックして大きくしてみてください。
2009年03月18日2009年3月17日禁煙教育ボランティアの会2009年05月18日20090517第61回禁煙支援アドバイザー講座2009年06月05日20090530世界禁煙デー2009年5月30日 この日は世界禁煙デー 「タバコ問題を考える会和歌山」というグループがあります。20数年タバコ問題に取り組んでいます。5月30日には朝10時からJR和歌山駅前で禁煙に関する啓蒙の一環として、バンドエイドを禁煙の説明のついたパッケージで配りました。用意した3000部は「あっ!」という間に配り終えました。禁煙についての認識が多くの市民に芽生えていることを感じました。その後、午後1時30分から総会と講演会を本町二丁目の「フォルテワジマ(旧丸正百貨店)」4階の会議室で行いました。神奈川県で松沢知事が政治生命をかけて施行された「禁煙条例」の実施に参画された原田久医師が駆けつけてくれて「神奈川県受動喫煙防止条例制定までの道程」と題してすばらしい講演をしてくれました。同時に、和歌山市議会議員の山本忠相氏が「公共的施設の禁煙条例を全国に広げよう」という演題で講演してくれました。いずれもすばらしい話でもっとたくさんの方々に聞いていただきたく思いました。その後、湯浅保健所長の森岡聖次先生や空色タクシーの井手口貢氏も加わって「和歌山県における禁煙タクシーの実現に向けて」というシンポジュームが開かれました。とても有意義な一日でした。毎日新聞、朝日新聞、読売新聞、産経新聞などが取り上げて記事にしてくれました。 2009年07月05日20090702雑賀崎小学校禁煙教育2009年7月2日(木曜日) 和歌山市立雑賀崎小学校で4年生と6年生に禁煙教育をしました。
学年やクラスによっては担任の先生が大変苦労されている様子がわかりました。 授業の後、大阪でテンプレート研究会の役員会があり、本年度の総会準備などをして、夜帰宅しました。とても充実した一日でした。 2009年07月17日20090716東山東小学校禁煙教育2010年01月28日20100128明和中学校禁煙教育2010年02月04日20100204楠見東小学校禁煙教育2010年11月11日20101111宮小学校禁煙教育2010年11月11日 和歌山市立宮小学校 6年生 禁煙教育 宮小学校6年生への禁煙教育に行きました。内科の女医さん井辺先生と長年タバコをすって喉頭がんになり、声帯を摘出した畑中さんと3人で行きました。まず、校長室に入ると校長先生が「今年は胸をはって畑中さんに会えます。3月から禁煙が続いています」とおっしゃって、畑中さんを大いに喜ばせてくれました。この校長先生はとても生徒思いで、毎年畑中さんのお話を聞くたびに「禁煙しよう!」と決心していたのですが、ストレスの多いお仕事で、どうしても禁煙できなかったのですが、来年3月までは何があっても禁煙する」とおっしゃってくれました。畑中さんは一緒に行かせていただくと、必ず「この学校は何人くらいの先生が喫煙していますか?」と校長先生や養護の先生に聞いておられます。この熱心さで、最近はどの学校もずいぶん喫煙している先生が少なくなりました。生徒さんがたも5クラスまとめてだったので少し心配しましたが、とても熱心に聴いてくれました。学年主任の先生が話し始めるとそれまでざわついていた生徒がみんな静かになる姿に感銘を受けました。教育のプロの技を見た感じがしました。写真は1枚目は校長先生、右が井辺先生左が畑中さん。2枚目は授業風景。3枚目の写真は畑中さんが生徒に話しているところです。 左が畑中さん 中央 校長先生 右が井辺先生 校長先生と井辺先生がお話になっているところです。 声帯をなくした畑中さんが器械を使って声を出し、生徒が水を打ったように静かに聴いているところです。 2010年12月14日20101214 東京2010年12月16日20101216山東小学校で禁煙授業2010年12月16日 山東小学校で6年生に禁煙教育の授業をしました。まじめな生徒さんたちで、授業はとてもやりやすく、こちらの問いかけにも活発に応じてくれました。質問もよくしてくれました。いつも出る質問ですが「たばこは悪いとわかっているのになぜ作るのですか?」という質問です。「今までたばこを吸ってきた人が急に今日から無くなると困るので、禁煙治療をしたり、君たちが大人になってもすわなければ作る必要がなくなるので、そのときは作らなくても良くなります。タバコ農家やたばこやさんの生活も考えなければならないし、今すぐには難しくても、君たちが大人になれば作らなくても良いような社会を作りましょう」と答えますが、やはり苦しいいいわけにしか聞こえません。 校長先生や養護教員の先生とお話しをさせて頂くと、教職員の中で喫煙者は約1名。とても肩身が狭い感じで、夕方授業が終わってから「ちょっと車へ行ってきます」といって、ご自分の車の中でたばこを吸っているような状況のようです。 2011年01月14日20110113禁煙教育授業2011年01月13日 紀の川市立中貴志小学校へ学校保健の一環として、口腔の健康と禁煙教育の授業に行ってきました。これは学校歯科医の先生のご紹介で行かせてもらったものです。生徒数76名で、2クラス一緒に入ってもらい、授業をしました。学校医の内科の先生とご父兄の一部も聞いていただき、とても熱心に聞いてくれたので、楽しく授業ができました。養護教員の先生が事前アンケートを集計してくれており、それを見せてもらうとたばこに対する意識が既に十分ある様子で、保健体育の授業やその関連のところで生徒さんへの教育がされているような感じでした。それだけにスムースに授業に入れました。口腔の健康の大切さと、自分自身の健康。そして社会生活の中での楽しさなどについて十分話すことができました。こちらからの質問にも活発に答えてくれて、充実した授業となりました。授業後に校長室で校長先生、養護教員、内科の学校医と学校歯科医と一緒にお話しをさせて頂きました。その中で「生徒さんの反応がとても落ち着いており、ゆったり、のびのびと育っている感じがしたこと。それでいて活発に答えてくれてとても授業がやりやすかった」事などについてお話しをし、校長先生からは「生徒だけではもったいないので、機会を作ってご父兄にも話しをして下さい」と言って頂きました。内科の先生からは健康全般について、学校歯科医の女医さんからは「この学校の校長先生は、副校長から校長になられたので、学校の細部にまでとてもお詳しく、生徒さんのことをとてもよく把握していらっしゃる」といったお話しを頂きました。写真は授業風景です。 担任の先生からお話を聞いているところです。 授業風景です。 生徒から「悪いとわかっているのにどうしてたばこを作るのですか?」という鋭い質問に、返事に窮して困っているところです。
写真をクリックすると、拡大できます。 2011年02月18日20110217楠見東小学校6年生禁煙教育2011年2月17日 楠見東小学校 6年生 禁煙授業 楠見東小学校6年生の禁煙授業に行ってきました。昨年授業に行ったとき、その当時の校長先生南方秀昭先生が「財団法人 国際花と緑の博覧会記念協会」、毎日新聞大阪支社主催の生態園作りに応募して、トンボ観察のための池を計画していると、2月のブログで書きましたがその池ができていました。梅が咲き、蝋梅も満開で、生き生きとした学園の雰囲気がとてもすばらしく、授業にも熱が入りました。始まる前に、昨年秋4年生の授業に行かせてもらいましたが、6年生の準備をしていると、その担任の先生がわざわざ寄ってくださり「玉置先生が6年生の授業できていると聞いたので挨拶に来ました」と言ってくれ、とてもうれしく思いました。この学年はとてもまとまっており、感想文もとても低学年とは思えないすばらしい感想文をみんなが書いてくれました。担任の先生のお人柄と改めて思いました。昨年秋は畑中さんと一緒に行けなかったのですが、今回は畑中さんと一緒に授業をできました。6年生の担任の先生のご配慮で、父兄参観の時間にさせていただいたので、たくさんのご父兄も一緒に聞いてくれました(教室内には17名、廊下にもいっぱいで、ご父兄はほぼ30人くらいが聞いてくれたようです)。畑中さんの話のときは今回もみんながとても静かに食い入るように聞いてくれました。写真はトンボ池や梅、蝋梅の花と授業風景です。 生態園(トンボ池)の看板 梅の花が咲いていました。 蝋梅の花です。 授業風景1 畑中さんの授業。 授業風景2 授業風景3. 後ろにご父兄がたくさん聞いてくれていました。後半では後ろでたくさん立ち見が出ました。廊下ももっといっぱいでした。 写真をクリックすると、拡大します。 2011年04月13日20110412禁煙教育ボランティアの会2011年4月12日(火曜日) 禁煙教育ボランティアの会月例会 本年も4月を迎え、各小学校への新学期の取り組みを話し合いました。いつものメンバーで和気あいあいと楽しいミーティングでした。産婦人科、内科をされている医師が、野上町のほとんどの小学校と海南市の一部小学校へひとりで授業に行かれ、とてもがんばっている姿にほかの会員一同賛美と驚きの声を上げました。海南の残り小学校については会長から教育委員長などに働きかけてぜひ実現したいということでした。 20110413たばこ問題を考える会・和歌山2011年4月13日(水曜日) たばこ問題を考える会・和歌山例会 たばこ問題を考える会・和歌山は20数年の活動歴のあるとても地味ですが、着実な実績を上げている会です。和歌山県内公立学校すべての敷地内全面禁煙やタクシーの全面禁煙などについて多くの意見を述べ、担当して苦労していた方々に対し実現するために積極的に側面からアプローチをして実現にこぎつけた経緯があります。毎年5月31日の「世界禁煙デー」にはJR和歌山駅まえでパンフレットや禁煙に関する印刷をした絆創膏を配布して皆さんに呼びかけています。またその日の前後の日曜日には「禁煙フォーラム」を開催して、意識の向上に勤めています。 ほんねんは「禁煙教育の今までとこれから~子供たちに たばこの正しい知識を伝えるために~」と題して、5月29日の日曜日に西浜の和歌山工業高等学校6階多目的ホールで開催されます。和歌山県内の公立小、中、高等学校すべての敷地内全面禁煙(全国で一番早かったのです)からちょうど10年に当たる記念会となります。それで10年を振り返り、これからの課題についてみんなで話し合おうという計画です。講師の方々は、味村昌彦氏(和歌山県教育委員会健康体育課指導主事)、田野岡教彦氏(和歌山市教育委員会・私立少年センター長)、西畑昌治氏(医師、和歌山禁煙教育ボランティアの会代表)、奥田恭久氏(和歌山工業高校教諭)の4氏とコーディネーターは元小学校長で長年禁煙教育に取り組まれ、現在も積極的に禁煙授業をする人に対してアドバイスをしご自分でも講演を多くこなされている北山敏和先生(たばこ問題を考える会・和歌山・代表世話人)が勤められます。とても期待できる会になると思われます。 2011年05月18日20110517禁煙教育ボランティアの会2011年5月17日(火曜日) 禁煙教育ボランティアの会 今年度の新学期が始まり、和歌山市の小学校での禁煙教育が始まりました。そのための集まりで、禁煙科学会から高橋裕子会長が「たまたま時間が取れました」とのことで、サプライズのご参加をいただきました。5月29日は添付書類のように「たばこ問題を考える会・和歌山」主催の世界禁煙デーフォーラム2011 in 和歌山 禁煙教育の今までとこれから ~子ども達に たばこの正しい知識を伝えるために~と題して午後1時30分から県立和歌山工業高等学校新館6階 多目的ホール(とても美しいすばらしい教室です)で講演とシンポジウムがもたれます。禁煙教育ボランティアの会代表の西畑昌治先生も講演とシンポジストを勤められます。ぜひ時間をおつくりいただいてご出席ください。また、6月5日は禁煙科学会主催の「禁煙支援アドバイザー講習会」が和歌山市の薬剤師会館で開かれます。この時のランチョンセミナーで私が禁煙教育ボランティアの会から「小学校における禁煙教育の実際」ということでお話をさせていただく予定になっています。 写真をクリックすると、拡大できます。 2011年06月03日20110602禁煙教育・藤戸台小学校2011年6月2日(木曜日) 禁煙教育・和歌山市立藤戸台小学校 今年4月に開校した和歌山市立藤戸台小学校で禁煙授業をしてきました。開校したばかりで、5月に開校記念式典がされたばかりという紀泉山脈の西はしに位置する新しい小学校で、和歌山大学のすぐ近くで、新しい住宅が大規模に開発されている場所にあります。ナビにものっていないようなところなので少し早く出て、迷ってもたどり着きたいと思っていましたが、1時元目(朝の1番)に時間をとってもらっていた関係で、黄色い帽子の小学生が登校する姿が見えたので、そのこたちの行く先をたどって、うまくたどり着けました。校舎も新しく、教室もぴかぴか。先生たちもとてもきびきびとして気持ちよく授業をさせてもらいました。2こま(90分)を予定していただいていたので、時間を余して質問の時間をとり「ちょっと余らせすぎたかな?」と思ったのですが、「たばこはいつ作られたのですか?」「誰が作ったのですか?」「悪いとわかっているのになぜ作るのですか?」「電子たばこは無害なのですってもよいのですか?」など質問攻めで、時間切れになる始末。とても活発な生徒さんたちで、充実した授業ができました。 「たばこをすわないことは仮の目標。それでは本当の目標は?」と問いかけたところ「健康を守ること」とか「命を大切に!」など本当の目標をきちんと答えてくれ、うれしく思いました。この生徒さんたちがいつまでも健康に留意し、命を大切に育っていってほしいと思いました。 午後は大阪へ行き、診療に必要な機械の更新のためにメーカー回りと、会計事務所で資金計画と、健全な医院経営についての話をして「あっ!」と言う間に時間がたってしまいました。近々古くなった機械1台が新しくなります。お通いいただいている患者さんは楽しみにしていてください。 藤戸台小学校校門 藤戸台小学校6年生授業風景 2011年06月06日20110605禁煙科学会・禁煙支援者アドバイザー講座2011年6月5日(日曜日) 日本禁煙科学会主催 第97回禁煙支援者アドバイザー講座 日本禁煙科学会は「喫煙はニコチン依存症という病気である」だから「病気を治すためにみんなで暖かく支援して行こう」、「禁煙活動は愛の技である」というとても和やかな、暖かい学会です。私も「禁煙支援歯科医師」の認定をもらっています。第97回禁煙支援者アドバイザー講座が和歌山で開催されました。医師、歯科医師、薬剤師、保健師などいろいろの職種の方々が約70~80名参加され、とてもねっしんに講義と質疑が行われていました。ランチョンセミナー(お昼ご飯を食べながら講義をします)で禁煙模擬授業をしてほしいという学会からの要請があり、今回は和歌山で開かれたこともあり、和歌山禁煙教育ボランティアの会から私が模擬授業をさせていただくことになりました。先日(6月2日)に藤戸台小学校で行った授業をそのままさせていただきました。偉い先生方に小学6年生の気分になっていただき授業をしたのですが「和歌山禁煙教育ボランティアの会」の授業はとても充実している」。と本学会理事長の奈良女子大学教授・高橋 裕子先生からお褒めをいただきました。皆さん昼ごはんを食べながらなのにとても熱心に聞いてくれてうれしく思いました。写真は講義風景です(私の分は自分で撮影できず、カメラに入っていないので残念ながらありません)。 和歌山赤十字医療センターの池上先生(禁煙外来担当)の講義風景。 本学会理事長・高橋裕子先生の講義風景。 質問に誠実に答えておられた高橋先生。 2011年07月09日20110707-1 東山東小学校禁煙教育2011年07月07日(木曜日) 東山東小学校6年生禁煙教育 今日は診療は休診日でしたが、忙しく授業に行きました。まず、1時限目8時55分から東山東小学校6年生の授業に行きました。みんな熱心に聞いてくれ、とても授業がやりやすかったです。それに、そろばんを習っている生徒さんが多いようで「1日420円のたばこを一箱(20本)吸っている人は1年(365日)でいくら使っているでしょうか?」と聞いたところ、即座に答えてくれました。暗算の得意な子が何人も手を上げてくれていました。後で先生に伺うと、そろばん教室や書道教室に通っている子が多いようで、教育熱心な地域のようでした。パソコンや電卓がいくら発達しても、人間の能力の開発には「読み、書き、そろばん」が基本になると改めて思いました。担任の先生も最後に「たばこをやめるのは大変だから、君たちは絶対に最初の1本に手をつけないように!!」と言ってくれました。 「ほら」だけでなく、フルートも吹いて「どうして音が出るのかな?」と聞いて、呼吸器について考えてもらいました。 1年のたばこ代で、MacBook Pro1台買えるよ!と言っているところ。 「iPad なら3台買えるよ!」と言うととても大きい反応がありました。iPad はみんな大きな関心があるようでした。 担任の先生もご自分の経験から「君たちは絶対に吸わないように!」とてもよいお話をしてくれました。
各写真をクリックすると、拡大します。 20110707-2 楠見東小学校 3年生 禁煙教育2011年07月07日(木曜日) 楠見東小学校3年生禁煙教育 七夕の日先ほどの東山東小学校の授業が終わりすぐに楠見東小学校の3年生の授業に行きました。ここのせいとさん方もまじめで、熱心に聞いてくれました。中には「タールって何かな?」と聞くと、「アスファルトの材料」とか「アンモニアはみんなのどこにあるかな?」と聞くと「おしっこ」とか、なかなか博学の子がいました。3年生では無理かな?と思うようなこともちゃんと答えてくれて、とても授業がやりやすかったです。最後には質問もしてくれました。質問で多かったのは「何で作っているのですか?」とか「最初に作ったのは誰ですか?」というようなことでした。 各写真をクリックすると、拡大されます。 2011年09月28日20110920禁煙教育ボランティアの会2011年09月20日(火曜日) 和歌山禁煙教育ボランティアの会ミーティング 毎月一回の集まりで、2学期に入って初めての顔合わせでした。 1学期も順調に授業ができ、和歌山市以外に那賀、海南市や紀の川市の小学校からも授業依頼が来るようになりました。以前から要請のあったところもありますし、新たに授業をさせていただけるところも出てきました。一度たばこに手をつけると年齢が低いほどニコチン中毒になるのが早く、抜け出すことが困難になります。 小学校での授業前に学校のほうでアンケートをとってもらいますが、毎年どの学校でも(全部ではありませんが)「たばこをすったことがある」という結果が出ます。この中には本数は少ないものの定期的に吸っている子供もいます。授業に一緒に行ってもらっている 、がんを患い声帯をなくした畑中さんという方が生徒に一生懸命訴えるのは「たばこはとてもやめにくい。だからこそ最初の一本に絶対手をつけないように」ということです。自分自身がどれだけ困り、今も器械を使って声を出す大変さを「なま」で話をしてくれるので、生徒には大変大きなインパクトがあるようです。 小児科医、内科医、外科医、産婦人科医、歯科医約10数名が手分けをして各学校に行かせてもらっていますが、複数学年(4年生と6年生など)に授業をしてほしいという学校が大分増えて来ています。 10月2日の日曜日には岩出市で学校医会が主催(だと思います)で、講演会とシンポジュームがもたれます。講演は「禁煙科学会」会長で、奈良女子大学教授の高橋裕子先生。シンポジストには私たちの「禁ボラ」メンバーの上田晃子先生(内科医)も出られます。時間のある方はご出席いただくとよいと思います。 2011年10月06日20111002那賀地区市民公開講座2011年10月02日 第15回那賀地区市民公開講座 「子供たちを煙害から守ろう」 開催されました。 和歌山県では10年まえから公立学校敷地内禁煙を実施するなど、喫煙防止については積極的な運動が続いてきております。和歌山市では「和歌山禁煙ボランティアの会(禁ボラ)」が県庁所在地としてははじめて全市立小学校で禁煙授業を行って来ています。禁ボラのメンバーに今回のシンポジストである内科医師の上田晃子先生がいらっしゃいます。先生は那賀地方で内科医院の院長として活躍されており、今回和歌山市のように那賀地方の全(小、中、高)学校で授業を行い、子ども自身の喫煙を防止するとともに、子供から両親や祖父母への禁煙の訴えをしてもらい、受動喫煙を防止したいということで、医師会、特にその中の学校医が積極的に働きかけて開催された会です。特別講演は 日本禁煙科学会 の会長をされている、奈良女子大学教授で、京都大学付属病院および国立京都病院で禁煙外来の治療をしておられる、高橋裕子先生が つとめられました。特に受動喫煙について多くの時間を割き、とてもすばらしい特別講演であり、その後のシンポジュームも喫煙や受動喫煙から子供を守るということについて熱心に討議されました。プログラムと当日の会場風景を添付します。
子供たちを煙害から守ろう!
パネルディスカッション
日 時 平成23年10月2日(日) 添付写真
会場風景 会長挨拶
日本禁煙科学会会長、奈良女子大学教授 高橋裕子先生 各写真をクリックすると、拡大されます。 2011年12月07日20111201禁煙教育・宮小学校2011年12月1日(木曜日) 禁煙教育・和歌山市立 宮小学校 今日は和歌山市立 宮小学校で禁煙教育をしてきました。内科医師の井辺先生(女医さんです)と喫煙により喉頭癌にかかり声帯を切除した経験を持つ 畑中 さんと3人で授業をしました。6年生137名で、みんなとても静かに聞いてくれ、授業をしやすかったです。授業後にはたくさんの質問をしてくれました。「悪いとわかってなぜ作るのか」「電子たばこは吸っても良いのか」「葉巻ではどうか」「きざみたばこではどうか」など時間切れになるくらい、いっぱい質問をしてくれて、とても授業が盛り上がりました。特に、声帯を切除し、器械で話をしてくれる畑中さんの話の時は講堂全体が水を打ったように静かになり、みんな「たばこは絶対に吸いたくない」と思ってくれたようです。畑中さんについては今までも何度か触れてきましたが、鉄工所で働いているときに喉頭癌が見つかり、声帯を切除しましたが、その後訓練をして器械で話をできるようになった方です。とても謙虚な方で「自分は人前で話をした経験など無いからとてもできない」としりごみをしていたときに奥様が「今まで周りにさんざん迷惑を掛けてきたのだから、上手に話そうとしなくて良いから、自分の苦労した経験をそのまま話をすればよい」と背中を押してくれて、お話しをしてくれるようになったとのことです。すばらしい奥さんに拍手!!今まで7年間で240回いろいろなところでお話しをしてくれたとのことです。とても忙しく、今月8日に授業に行く山東小学校や来月(来年の1月)に行く楠見東小学校などは畑中さんは他の学校へ行くために一緒に行ってもらえません。残念でなりません。とても人柄が良く、行った学校では「喫煙している先生は何人いますか?」と必ず聞いて「早く 0(ぜろ)になるように願っています」と校長先生にお話しをしています。
宮小学校での畑中さんの授業風景。 写真をクリックすると、拡大されます。 2011年12月19日20111220禁煙教育ボランティアの会月例ミーティング2011年12月20日(火曜日) 禁煙教育ボランティアの会月例ミーティング 本年度最後のミーティングで、禁煙科学会会長で奈良女子大学教授の高橋裕子先生も奈良からわざわざ車で駆けつけて下さいました。本年も和歌山市立小学校のほとんどすべて(一部警察や保健所が授業をしてくれています)で授業ができ、しかも、、複数学年(4年生と6年生など)の授業をできた小学校が増えてきました。その他に海南市の小、中学校でもだいぶん授業ができるようになったこと、など本年もずいぶん収穫がありました。そのあと家庭の教育論、初等教育、高等教育、さらに、大学の教育のあり方について夜の更けるのも忘れて、遅くまで食事をしながら楽しく時間を過ごしました。 このあと高橋先生は前回和歌山へいらっしゃったときに見つけた特産・産地直送みかんのお店に寄り、奈良にお帰りになったのは「ずいぶん遅かった」とのこと。いつも和服をお召しになり、大学の会議のあと和歌山までお越し頂き、本当にありがたく感謝しております。 2011年12月21日20111208禁煙教育・和歌山市立山東小学校2011年12月08日(木曜日) 和歌山市立山東小学校に禁煙教育で行きました。 6年生50名 とても静かに聞いてくれ、45分授業だったのですが、次の時間を感想文を書く時間に充ててくれていたので、60分近くお話しをし、事前アンケートの中の質問に答える時間が無くなったので担任の先生に「どうしましょうか?」と聞くと、先生より先に何人かの生徒さんが「もっと聞きたい」と声を上げてくれ、先生も仕方なく(かな?)「では続けて下さい」と言ってくれるほど熱心に聞いてくれました。養護教諭の松尾先生も今年から山東小学校に赴任されたのですが、とても熱心な先生で、事前アンケートの集計や、生徒の質問をまとめてくれ、授業がとてもスムースにできました(昨年まで養護教諭をされた増井先生も同様にとても熱心な先生で、生徒思いの養護教諭が続き、授業をさせて頂く私も、行かせて頂くのが楽しみです)。その上、授業後のアンケートばかりでなく、授業後のアンケートもとって下さり、集計をグラフにして送ってくれました。感想文とグラフを見ると、生徒が授業内容をいかにキッチリと把握してくれたかがよくわかりました。授業の中で「たばこを吸わないというのは仮の目標。命を大切にすると言うのが本当の目標」ということを言ったのですが、授業の中でもそのことを把握してくれており、感想にも書いてくれていたのでとてもうれしく思いました。日常の授業の中で先生方がそのようなポイントを把握できるように生徒を指導しているのがよくわかりました。以下に授業風景を添付致します(会場が真っ暗な中で、松尾先生が撮ってくれたもので、真っ暗な中ではよく写してくれました)。 写真をクリックすると、拡大されます。 2012年01月20日20120119禁煙教育・楠見東小学校6年生2012年1月19日(木曜日) 和歌山市立・楠見東小学校6年生の禁煙教育に行きました。 6年生3クラス79名で、とても熱心に聞いてくれたので楽しく授業ができました。ただ単に「たばこを吸わない」と言うことだけでなく「健康の大切さ、命の大切さそして友達や周りの人と仲良くすること」など授業内容をキッチリ把握して答えてくれて、うれしく思いました。 小学校でテレビのような大きな画面にパソコンから直接映し出せる器械が導入されており、プロジェクターよりも美しい画面で見ることができました。ただ、レーザーポインターが移せないので、画面の注目してもらいたいところを指で指さなければならないのが玉に傷でした。写真は授業風景です。 授業が終わってから校長先生とお話しをさせていただき、「来年も3年生と6年生の授業ができるようにして下さる」とのことでうれしく思いました。また、この小学校は以前の校長先生がいろいろ生徒のために知恵を絞って学校整理をされた学校で、「生物観察ができるように」と作った「トンボ池」があったり、とても使いやすい図書室があるところですが、その図書室でPTAの方々が生徒に「読み聞かせ」をされているようです。また、以前の校長先生が「私の代では無理なのですが、屋上に太陽光発電を付けて、生徒に電気の仕組みや、節電のことについて考えるようにしたい」と言っておられたのを思い出して「その後どうですか」と聞いてみると、既に実現して、生徒が屋上で太陽パネルを見たり、校舎に入ってすぐのところに発電量や電気消費量がわかるようなメーターパネルが設置されているそうです。先生方の努力が実を結んでいるのを見てとてもうれしくなりました。 2012年02月17日20120216紀の川市立中貴志小学校へ禁煙教育2012年2月16日(木曜日) 紀の川市立中貴志小学校で「禁煙教育」と「PTA教育講演」そして「学校保健委員会」の合同授業をしました。 「歯の健康と喫煙について」と題して、6年生の生徒さん76名と学校医、学校歯科医、学校薬剤師そして学校の先生方、およびPTAの方々合わせて約40~50名が熱心に授業を聞いて下さいました。喫煙と口腔衛生がとても関連があるということをお話しさせてもらったのですが、みんな熱心に聞いて下さり、授業がとてもスムースにできました。 圧巻は畑中さんのお話で、生徒さんの顔の写っていない写真を出しましたが、逆から写した写真では、生徒のみんなが身を乗り出して写っている写真ばかりです。 学校をあげて準備をして下さり、自由参観(?)の日でもあったのでご父兄も聞いて下さったのですが、学校の先生方は「PTAのもっとたくさんのご父兄に聞いてもらいたかった」とお話し頂きとてもうれしく思いました。那賀地方は禁煙に取り組む熱心な先生がいらっしゃって、ずいぶん長く取り組んでいたのですが、最近まではなかなか前へ進まなかったようですが、昨年くらいから急速に小学校、中学校、高等学校で「禁煙授業」がおこなわれているようで、これからの取り組みがとても楽しみです。中貴志小学校の校長先生も今回とても熱意を持って取り組んで下さり、うれしく思いました。写真を添付致します。 畑中さんの授業風景 畑中さんと一緒にお話ししました。 授業後、校長先生、学校医の内科の先生、学校歯科医の先生と畑中さんの写真です。私も入れて5人でいろいろなお話しができました。 2012年05月27日20120527WHO世界禁煙デー・たばこ問題を考える会和歌山毎年5月31日はWHOの世界禁煙デーです。たばこ問題を考える会和歌山では、それにちなんで5月27日に県立和歌山工業高等学校でフォーラムを開きました。 和歌山県は肺がん罹患率全国1位ということで タイトルは ”がん” --避けて通れないたばこ対策ーー ~肺がん、全国ワースト1 を返上するためにということでした。 第1部講演:大阪府立成人病センターがん相談支援センター所長の大島明先生。 第2部シンポジウム パネリスト 大島明先生 山下直哉氏(和歌山県議会議員・「がん対策推進に係る条例案検討会」座長) 雑賀博子氏(和歌山県福祉保険部健康局長)家永信彦氏(日高医師会喫煙防止対策委員会副委員長) 栗田喜代子氏(日赤和歌山医療センター外来係長・和歌山県看護協会) コーディネーター原隆亮氏 (和歌山県薬剤師会常務理事) 以上の先生方によるすばらしい講演とシンポジウムでした。みんな健康を求め、活発な議論がなされました。TV和歌山やいくつかの新聞から取材にこられていました。シンポジウムの写真と和歌山新報の記事を添付いたします。 2012年06月01日20120531・WHO世界禁煙デー2012年06月14日20120614禁煙教育 in 藤戸台小学校2012年06月29日20120628禁煙教育in雑賀崎小学校2012年6月28日(木曜日) 雑賀崎小学校で禁煙教育をしてきました。 4年生(8名)と6年生13名の小規模小学校で、禁煙教育をしてきました。生徒数が少なかったので、パーソンtoパーソン(今はman to man とは言わないそうです)の感じでじっくりお話ができました。熱心に聞いてくれました。授業の最後に「たばこをすわないことは仮の目標。では、本当の目標は?」と聞くと「健康を守ること」「命を大切にすること」と表現は違いますが、何人かで正解をしてくれました。それで「みんな仲良く元気でがんばろう!隣の友達と握手~!」といってみんなで握手をしました。隣にあくしゅをするひとがいない「 T君 」 と私が握手をしました。 後で校長先生が「 T 君が握手をしたのでびっくりしました。彼もきっと内容がよく判ったのだと思います」といってくれました。コミュニケイションがあまり上手でない生徒のようでしたが、最後まで熱心に聞いて、うれしそうな顔をしてくれました。 この学校は小規模校ですが、いつ行ってもとてもきれいに整備されています。その話をさせていただくと、養護教員の橋爪先生が「ここの用務員さんがとてもきっちりとした人で、隅々まできれいにしてくれます。それに、生徒のことをよく見ていてくれるのでとても安心です」とおっしゃっていました。私が帰るときには背筋をピン!と伸ばして、校門のところで見送ってくれました。周囲の交通に目を配り「生徒が帰るときもこのように見送っているのだな!とよくわかる雰囲気でした。帰りの車の中がとても気持ちよくなりました。このような方がいつも生徒の細かいところまで気配りをしてくれることはとても大切で、子のしょうっ学校は幸せだな。と感じました。校長先生はじめ教員その他スタッフの充実ぶりがよくわかりました。 4年生の授業風景 6年生の授業風景 みんな熱心に聞いてくれました。 2012年09月07日20120901禁煙教育2012年09月01日(土曜日)埼玉からの訪問 以前この欄(2012年5月ごろ)で、ライオン歯材社から発行されている「Dent.File」という機関紙に 「和歌山禁煙教育ボランティアの会」が紹介され、その中で「禁煙教育は歯科の務め」というタイトルをつけて歯科医師3名が小学校へ授業に行っていることが掲載されました。その記事を読んだ埼玉県の歯科医師(女医さん)がライオンの担当者を通して「一度和歌山に行き話を聞きたい」と連絡をいただきました。そこで、この日に私を含め3人の歯科医師でお迎えして、授業の内容や、はじめからかかわっている歯科医師から立ち上げ時の苦労や、ほかの歯科医師からは「和歌山では学校医の有志が呼びかけ、学校長、養護教諭、歯科医師、薬剤師と行政や教育委員会との連携がとてもうまく取れていることがうまく行っていることのひとつではないか」というようないろいろな参考になる話が出て、喜んでいただきました。埼玉県でもこのような取り組みが進むとよいと思います。ご案内した雑賀崎の夕日の写真と、参考までにライオンの記事を添付します。 2012年10月17日2012年10月16日(火曜日)禁煙教育ボランティアの会の月例ミーティングがありました。今年も授業を行った学校が増え、複数学年(たとえば4年生と6年生)での授業が多くなってきました。授業である学校へ行った人が、先日行った学校の教諭は喫煙者 0(ゼロ) でした。と報告していました。先生の間でも生徒に禁煙を指導しながら自分が吸っていることの間違いに気がついてくれたのだと思います。また、生徒の書いた感想文なども本当に喫煙の怖さが理解できたと感じさせてくれます。 私たち歯科医師が「禁煙」を指導するのは、喫煙者の中に口腔内の状態がとても悪くなる人がいること。喫煙と糖尿病の関係はよく知られていますが、この2つがあると歯周病(歯槽膿漏)もとても悪くなる患者さんが多いことから、歯科医院での禁煙指導はかなり早い時期から行われてきました。 2012年10月31日2012/10/1和歌山市立宮小学校禁煙授業2012年12月16日2012年12月13日(木曜日) 禁煙教育・山東小学校。 禁ボラ忘年会今日は山東小学校6年生2クラスの禁煙教育と夜は禁煙教育ボランティアの会の12月例会、忘年会がありました。山東小学校の授業前、校長先生から「今年の6年生は活発な生徒が何人かいるので・・・」と教わっていたのですが、生徒さんはとても熱心に聞いてくれ、こちらからの「420円のたばこを1日1箱すっていると、1年間(365日)ではいくらでしょうか?」という質問に、生徒さんが「15万3千300円」とすかさず答えてくれました。そろばんで暗算を学ぶことの重要性を感じました。何人かの生徒さんがとても早く計算で来ているようでした。そのほか「アンモニアを知っていますか?」ときくとアンモニアとは少し違うところですが、「食事のほとんどはたんぱく質でそれを分解すると肝臓に蓄えられ・・・・・・・」と人体についてとても詳しい生徒さんがいて驚きました。そのほか、いろいろな質問に積極的に答えてくれて授業が盛り上がり楽しく授業をできました。 夜は禁煙教育ボランティアの会の12月例会(忘年会をかねる)があり、1年間の報告と来年への指針がありました。禁煙科学会理事長の奈良女子大学教授 高橋 裕子 先生も京都での仕事を終えてご自分で車を運転して出席してくれました(先生は着物学会の副理事長でもあり、学会やどのような集まりにも必ず和服でご出席いただけるのでとても楽しみにしています)。当日出席者の集合写真です。 2012年12月13日(木曜日) 山東小学校禁煙教育(続き)2013年02月01日2013年1月31日(木曜日) 紀の川市立・中貴志小学校 禁煙授業2013年02月14日2013年2月14日(木曜日) 禁煙教育2013年02月28日2013年02月28日(木曜日) 楠見東小学校禁煙教育和歌山市立楠見東小学校の4年生と6年生に禁煙教育の授業に行きました。4年生はとても活発で、こちらの問いかけにもたくさん答えてくれました。6年生はさすがに落ち着いて聞いてくれ、この学年も私の問いかけには多くの生徒さんが答えてくれ、いずれも楽しく授業をさせていただきました。4年生からの質問で「これだけ健康には悪いとわかっているのにどうして売っているのですか?」という質問が出ました。「君たちファミコンのゲームを今日から中止といわれたらどうかな?」ときくと「絶対いやや!」と答えてくれました。それで「たばこを今まですっていた人も、今日からだめ!といわれると困るので、その人たちのために売っています」といいました。「それではどうすればよいかな?」と聞くと「たばこの自販機を壊してしまえばいい!」と答えてくれた生徒がいました。そこで「たばこの葉を作っている農家や、タバコを売って生活している人がいます。この人たちが別の作物を作って生活したり、別のものを売って生活できるようにしなければなりません。誰かを悪者にするのではなく、みんなが生活できるように考えることが大切です」と答えておきました。担任の先生が撮影してくれた写真を添付します。 4年生の授業。活発に答えてくれました。2013年05月26日2013年5月26日(日曜日) たばこ問題を考える会・和歌山この日は先に書いた講演会と、この会の総会が重なり、ハードな1日でした。 たばこ問題を考える会・和歌山による 世界禁煙デーフォーラム2013 テーマ 健康増進法施工10年「吸わない人の健康を守る社会へ」と題して、第1部では、 近畿大学文芸学部専任講師の村田陽平先生をお招きして、講演をしていただきました。先生は「受動喫煙の環境学=健康とタバコ社会のゆくえ~」という本の著者で、「スモークフリーな社会を目指して:地方からの取り組み」という演題で、各地での禁煙条例や受動喫煙の被害についてわかりやすくお話いただきました。第2部では、「吸わない人の健康を守る社会へ」~飲食店でのたばこはどうすべき?~というタイトルで パネリストには、第1部でお話いただいた村田陽平先生、和歌山県飲食業生活衛星同業組合専務理事・島本隆生氏、株式会社信濃路代表取締役 西平都紀子氏、和歌山県福祉保健部健康局健康推進課 岡崎佳生氏。コーディネーター和歌山県立和歌山工業高等学校教諭 奥田恭久氏で行われた。とても内容のあるシンポジュームであった。とくに、コーディネーターを勤められた奥田先生の周到な準備と書くシンポジストとの連携がとてもうまく取れていたことに感心しました。 2014年02月14日楠見東小学校・禁煙教育2014年07月10日2014年06月19日 禁煙教育in雑賀崎小学校先日書き込みしたように、長らく使っていたMacの中に入れたWindowsが急に投稿できなくなったため、ずいぶんご無沙汰いたしました。 これからは少しずつ書き込みをしていきたく思います。早速ですが、6月19日和歌山市立雑賀崎小学校の4年生と6年生の禁煙教育の授業に行きました。1時限目は私が4年生に授業をし、2時限目はは畑中さんと私で6年生の授業をしました。和歌山市内では最も規模の小さな小学校ですが、それだけにまとまった感じのする小学校でした。授業後に校長室でお話をさせていただいたときに、和歌山県健康フォーラム21で、「いろいろな行動変容の中で、高校生の喫煙率がとても減少している。大人の喫煙率が減少しているようなことが影響しているのでしょうか。」と報告されたときに「それは禁煙教育ボランティアの会が、10年来和歌山市内の小学校で禁煙教育をしてくれている結果です」と会場で発言してくれたのが、今年から雑賀崎小学校に赴任した養護教諭の木村先生であったことがわかり、とてもうれしく思いました。当日の授業風景と校長室の写真を添付します。 4年生の授業風景 6年生の授業。畑中さんと一緒に。 畑中さんのお話を熱心に聴いている6年生。 校長室。畑中さん、宮本校長先生、養護の木村先生、副校長先生(確か手間先生)2014年09月03日歯周病について過去に動画インタビューを受け、よく読まれている動画を掲載します。 読者の方にも理解しやすい内容となっていますので、よかったら視聴して下さい。
いかがででしたか?みなさまのお口の健康が保たれるよう出来る限りご近所の歯科医院で定期検診を受けてください。 今回も最後までお読みいただきありがとうございました。 2015年03月11日タバコの正体和歌山県立工業高校では継続的に禁煙についての情報発信をしています。以前私が作成した資料も抜粋します。 皆さんは、身だしなみについてはいろいろと気を使っていますね。まわりから見てだらしない服装や不潔なことはできるだけしないのがマナーです。それに、お友達も気持ちよく接してもらいたいと思っているはずです。身ぎれいにしている事が気持ちよい生活をおくる一つの方法です。 一方で、たばこを吸うと口が臭くなる事はよく知られています。それは“たばこ”のニオイがするからです。ところが、たばこが原因で口臭がおこるのはたばこのニオイがするだけではありません。他に思い当たることはありますか?じつは、たばこを吸う事で、唾液(唾:つば)がでにくくなります。唾液は 1 日に約 1~1.5リットル流れ出ると言われています。唾液は血液を約10倍に薄めたような成分です。それ以外にも口の中の細菌を抑制する(押さえる)物質や、口の中の粘膜を保護する物質、消化酵素などいろいろ身体にとってとても重要な成分を多く含んでいます。たばこの直接的な刺激や中枢神経系への作用で唾液の流出が抑制されます。そして中枢神経系において自律神経の緊張があると、舌が動かなくなります。舌が動かず、唾液の流出が少なくなると、偏性嫌気性菌(へんせいけんきせいきん)という酸素をきらう細菌がとても喜びその数は急に増え、臭気物質を作り出します。このためにたばこを吸うとニコチンのニオイで臭くなるのに加えていろいろな要素が重なり、口が臭くなるのです。自律神経系が必要以上に緊張していたり、口の中の粘膜の血管が収縮して(ちじこまって)いると歯周病(歯槽膿漏)にもなりやすく、歯周病の中の細菌も偏性嫌気性菌が多くいるためにまた口が臭くなります。このように、たばこを吸うと不健康へのラセン階段を転がり落ちるように環境が悪くなり、その副産物として口が臭くなります。これらのニオイは少々長い時間歯ブラシをしたくらいではとてもとれません。 「口が臭い」と言われたくなければ絶対に、絶対にたばこを吸わない事です。髪型に気をつけたり、洋服を着飾ったり、化粧をしたり、爪にネイリングをしても口が臭いのでは話になりません。ただし、ニオイは写真には写りませんから、写真だけで彼氏や彼女とつきあうには何にも気を使わなくてもいいですよ!でも、実際に彼氏や彼女とつきあいたい場合は、口の臭い人は好かれないと思いませんか?彼氏や彼女との関係を良い状態にしようと思う人は禁煙と口腔衛生にもぜひ心がけてください。 いかがででしたか?みなさまのお口の健康が保たれるよう出来る限りご近所の歯科医院で定期検診を受けてください。 今回も最後までお読みいただきありがとうございました。 2016年01月27日和歌山禁煙教育ボランティアの会和歌山県内学校敷地内禁煙が実施されてから、はや14年が経過します。禁煙の重要性・必要性を理解してくださる方は増加していますが、若年者の喫煙は依然として大きな問題です。非行問題や発がんの問題だけでなく、若年者は成人に比べてニコチン依存に陥りやすいということはあまり知られていないように思います。 2016年05月25日5月31日世界禁煙デー平成28年度禁煙週間(5月31日~6月6日)です。 今年のテーマは、「2020年受動喫煙のない社会を目指して~タバコの煙から子供たちを守ろう~」です。 喫煙および受動喫煙による健康被害等について、広く県民に対して、普及啓発を積極的に行うため、啓発活動配布や医師による禁煙相談など県内各地で啓発活動を行っています。 喫煙による健康影響は大きく、受動喫煙の危険性やニコチン依存症を踏まえると喫煙習慣は、個人の嗜好にとどまらない健康問題であり、生活習慣病を予防する上でたばこ対策は重要な課題になっています。平成15年に施行された「健康増進法」には、受動喫煙の防止が規定されており、平成17年2月には、たばこによる健康被害を防止するための多国間条約である「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約」が発効しました。さらに、平成19年には第2回締約国会議において「たばこの煙にさらされることからの保護に関するガイドライン」が採択され、平成22年2月に基本的な方向性として、公共の場は原則として全面禁煙であるべき等と記した通知、また、平成24年度においては受動喫煙防止対策の徹底についての通知が厚生労働省から出され、国内外でより一層の受動喫煙防止対策が求められています。また、県でも、未成年者の喫煙を防止するための社会環境整備を図り、未成年者の健康保護と健全育成を目的として、平成20年4月に「和歌山県未成年者喫煙防止条例」を制定し、小・中・高校生を対象に防煙教室を実施するなど、未成年者とたばこの接点を断つ社会づくりの推進にも積極的に取り組んでいます。 喫煙されている方はこの禁煙週間時に一度禁煙してみてはどうでしょうか?そして県内各地で禁煙週間の期間中、禁煙に関して各取り組みが行われているのでお近くの取り組み会場で一度訪れてみてください。 2016年10月12日和歌山県立和歌山工業高等学校の禁煙への取り組み”WHO(世界保健機関)によると、現在タバコによる死亡者は全世界で毎年600万人以上、日本においても10万人以上が亡くなっています。この事実を真摯に受け止めると、「未成年者だからタバコを吸ってはダメ」ではなく、生徒たちにタバコの有害性をきちんと教え、生涯にわたって健康な人生を送れるように育てる事は学校の責務だと言えます。僭越ながら、そんな本校の姿勢に共感していただける方々がいらっしゃる事を信じ、若者の教育に「タバコの正体」をお役立て頂ければ、と願っています。” ”いつか、学校にはタバコの煙も一本の吸殻もない日がきっと来る。タバコをゼロにする事ができるはず。たとえ40年かかろうと50年かかろうと・・・そのために「えりも岬に春を呼べ」が、少しずつ少しずつ一本一本苗木を植えたように、毎週毎週少しずつ少しずつ、タバコをなくすための「薬」をみんなに読んでもらいます。” このような理念から、2005年から、和歌山工業高等学校では毎週”週間タバコの正体”を発行されています。 もしご興味があれば一度下記のHPを訪問してください。 http://www.wakayama-th.wakayama-c.ed.jp/tobacco_shotai/tobacco_shotai.html みなさまのお口の健康が保たれるよう出来る限りご近所の歯科医院で定期検診を受けてください。今回も最後までお読みいただきありがとうございました。 2017年02月15日禁煙教育過去にもご紹介させていただいている和歌山県立工業高校の禁煙教育にについてご紹介させていただきます。 2002年4月から和歌山県内の全公立学校は、敷地内全面禁煙となりました。しかしその頃、生徒数1200名を超えていた和歌山工業では、生徒数もさることながら建物や施設の多さも手伝って、隠れてタバコを吸う生徒が少なくありませんでした。ときには特定のトイレで見張りをたてた喫煙が横行し、あまりの煙たさと威圧的な雰囲気に、普通の生徒たちがトイレを利用できないような事象も多発していました。これに対し、教職員による休憩時間の見回りを強化しましたが常に監視する事は不可能なので、多少の抑止効果はあったものの、校内での隠れ喫煙は数年間、日常的に発生していました。「見つからなければ、いいんだ」という意識の前では、見回りだけで効果がでないのは当然でした。そこで、それまであまり行われていなかった、外部講師を招いてタバコの害に関する講演会を開くことになり、2005年2月、全校生徒を対象に専門医の先生に講演して頂きました。これがキッカケとなり、今までの「タバコを吸えば謹慎だ」という罰を与える前に、タバコの害を教えてあげるべきであることに視点が移ったのでした。そのような経緯で、生徒たちの意識を変えるために、2005年4月から「週刊タバコの正体」と題するリーフレットの配布が開始されたわけです。タイトルどおり、タバコの有害性や依存性など、様々な方面からその真実を生徒たちに伝える内容を一枚のプリントにし、毎週必ず LHR(ロングホームルーム)の時間に全生徒に配布しました。年間40枚以上のプリントを目にした生徒たちの意識は少しずつ変化し、配布開始から2年目の2学期には、先に紹介した特定トイレでの喫煙がなくなり、校内の吸い殻は大幅に減りました。校内の喫煙は少なくなりましたが、まだ“Zero”になった訳ではありません。幸いにして喫煙を経験せず本校に入学すれば、その多くは今後も喫煙をせずに大人になる確率は高いと自負していますが、すでにニコチン依存症になっている生徒を禁煙に導くのは、大変難しいのが現実です。 WHO(世界保健機関)によると、現在タバコによる死亡者は全世界で毎年600万人以上、日本においても10万人以上が亡くなっています。この事実を真摯に受け止めると、「未成年者だからタバコを吸ってはダメ」ではなく、生徒たちにタバコの有害性をきちんと教え、生涯にわたって健康な人生を送れるように育てる事は学校の責務だと言えます。僭越ながら、そんな本校の姿勢に共感していただける方々がいらっしゃる事を信じ、若者の教育に「タバコの正体」をお役立て頂ければ、と願っています。 このような考えの下で2005年の4月から欠くことのなく”週間たばこの正体”は発行されています。最新刊2016.8.31~2016.12.21までの記事を紹介させていただきます。 http://www.wakayama-th.wakayama-c.ed.jp/tobacco_shotai/tobacco_shotai_vol_35.pdf 2018年05月16日加熱式タバコや、電子タバコについて最近、非燃焼、加熱式タバコ、電子タバコがコンビニエンストアでの販売されていますが、店頭の目立つところに設置されています。 日本呼吸器学会から昨年、非燃焼、加熱式タバコ、電子タバコに対する日本呼吸器学会の見解が発表されました。 以下抜粋です。 1.非燃焼・加熱式タバコや電子タバコの使用は、健康に悪影響がもたらされる可能性がある。 2.非燃焼・加熱式タバコや電子タバコの使用者が呼出したエアロゾルは周囲に拡散するため、受動吸引による健康被害が生じる可能性がある。従来の燃焼式タバコと同様に、すべての飲食店やバーを含む公共の場所、公共交通機関での使用は認められない。 非燃焼・加熱式タバコや電子タバコは、従来型のタバコ製品(燃焼式タバコ)とは異なる新しいタバコ製品であり、葉タバコを加熱することによりニコチン含有エアロゾルを発生させて吸引するタイプ(非燃焼・加熱式タバコ)、液体(ニコチンを含むもの、あるいは含まないもの)を加熱してエアロゾルを発生させて吸引するタイプ(電子タバコ)とがあります。非燃焼・加熱式タバコやニコチン含有の電子タバコには、従来型の燃焼式タバコと同様に依存性薬物であるニコチンが含まれています。 これらの新型タバコは、「煙が出ない、あるいは煙が見えにくいので禁煙のエリアでも吸える」、「受動喫煙の危険がない」、「従来の燃焼式たばこより健康リスクが少ない」と誤認され、急速な広がりをみせています。そのため、日本呼吸器学会は、新型タバコの国民の健康に対する影響や社会的影響について憂慮し、学会としての見解を示します。 非燃焼・加熱式タバコや電子タバコは、燃焼式タバコをやめられない人、あるいはやめる意志のない人にとっては健康被害の低減につながるとして、従来の燃焼式タバコ使用者は代替品として電子タバコを使用することを推奨する考え方があります。しかし、これらの新型タバコの使用と病気や死亡リスクとの関連性についての科学的証拠が得られるまでには、かなりの時間を要します。現時点では明らかでなく、推測にすぎません。 非燃焼・加熱式タバコの主流煙中に燃焼式タバコとほぼ同レベルのニコチンや揮発性化合物(アクロレイン、ホルムアルデヒド)、約 3 倍のアセナフテン(多芳香環炭化水素物)等の有害物質が含まれていること、が報告されています 。一方、ニコチン入り電子タバコ使用者から検出されるニコチン代謝物は、燃焼式タバコ使用者を基準(100%)とするとほぼ同等量(80 - 200%)が検出されるが、タバコ特異的ニトロソアミンの尿中代謝物は燃焼式タバコ使用者の 1.5 - 4.2%、揮発性有害物質の代謝物は 20 - 60%程度と少ない、とする報告があります 。しかし、体内に有害物質が取り込まれているのは明らかですし、この量が健康被害の低減につながる曝露量なのか、科学的根拠はありません。また、加熱によりエアロゾルを発生させる仕組みは、ニコチン以外のリキッド成分を分解して複雑な混合物を発生させ、発癌性物質に変化することが指摘されています 。葉タバコを加熱してエアロゾルを発生させるタイプの電子タバコでは、土壌中から蓄積した放射線元素のポロニウムも、燃焼式タバコと同様に含有されています。新型タバコは周囲の人々への受動喫煙の危険が指摘されています。「煙が出ない、あるいは煙が見えにくい」とされていますが、特殊なレーザー光を非燃焼・加熱式タバコ使用者の呼気に照射すると、大量のエアロゾルを呼出していることが明白になります。燃焼式タバコ使用者の呼出煙(“見える煙”)と同様に、大量の“見えにくいエアロゾル”を呼出しています。世界保健機構では、「電子タバコのエアロゾルにさらされると、健康に悪影響がもたらされる可能性がある」と指摘しています 。世界保健機構がレビューした複数の研究では、 1)電子タバコ使用者の呼出煙中のニッケルやクロムなどの重金属濃度は、燃焼式タバコの呼出煙よりも高い、 2)PM2.5、ニコチン、アセトアルデヒド、フォルムアルデヒドなどの濃度は燃焼式タバコの呼出煙中より低いが、通常の大気中濃度の 14 - 40 倍(PM2.5)、10 - 115 倍(ニコチン)、2 - 8 倍(アセトアルデヒド)、20%高い(フォルムアルデヒド)、 とされています。 燃焼式タバコの受動喫煙による健康リスクに対しては明確な科学的根拠がありますが、新型タバコの受動喫煙による健康リスクについて科学的証拠を得るにはかなりの時間を要します。有意な健康リスクではないとの主張もありますが、根拠はありません。しかし、“見えにくいエアロゾル”中には通常の大気中濃度を上回る有害物質があるわけですから、「受動喫煙者の健康を脅かす可能性があると考えることが合理的である」、と世界保健機構は述べています 。特に、呼吸器疾患を持つ患者さん、冠動脈疾患をもつ患者さん、などにとっては有害な影響がでることが懸念されます。また、何よりも、このような有害物質を含む呼出煙を吸わされることを望む方はいないでしょう。新型タバコは、従来の燃焼式タバコに比べてタール(タバコ煙中の有害物質のうちの粒子成分)が削減されていますが、依存性物質であるニコチンやその他の有害物質を吸引する製品です。 従って、使用者にとっても、受動喫煙させられる人にとっても、非燃焼・加熱式タバコや電子タバコの使用は推奨できません。 2018年05月30日2018年世界禁煙デー記念イベントに参加しましょう2018年世界禁煙デー記念イベント(東京)English translation2018.5.30に東京で世界禁煙デー記念イベントが東京で開催されます。 2018 World no smoking day commemoration event 「受動喫煙防止はどのように進展させるのか」 [For passive smoking prevention, how can we make progress? ] 【日時】 平成30年5月31日(木) 13:30~15:30(開場12:30) [Date and time] 31 May 2018 (Thursday) 13:30-15:30 (opening at 12:30) 【会場】 日本医師会館 1 階大講堂(東京都文京区本駒込2-28-16) [Meeting place] Japan medical association hall, 1st floor, large auditorium (2 Chome-28-16, Honkomagome, Bunkyō-ku, Tōkyō-to 113-0021, Japan) 【主催】 公益社団法人日本医師会、健康日本21推進全国連絡協議会、 たばこと健康問題NGO 協議会(注1)、一般社団法人日本禁煙学会 注1構成団体 公益財団法人がん研究振興財団、公益財団法人健康・体力づくり事業財団、公益財団法人日本心臓財団、公益財団法人日本対がん協会、公益財団法人結核予防会 [Organizers]
(1)Constituent association of:
【後援】東京都(予定)、公益社団法人東京都医師会、公益社団法人東京都歯科医師会、公益社団法人東京都看護協会、公益社団法人東京都薬剤師会 [Support]
【参加費】 無料(申込制:先着300 名) [Participation cost] free (application limited to the first 300 people) 【次第】 司会: たばこと健康問題NGO 協議会事務局 [Program] Moderator: Executive officer of the Health Issues with Tobacco NGO Council 主催者・来賓挨拶 13:30~ Sponsor ・Guest welcome 13:30 ① 公益社団法人日本医師会 会長 横倉 義武 様 Chairman of the public interest corporation Japan Medical Association, the honorable Yokokura Yoshitake ② 厚生労働省健康局健康課 課長 正林 督章 様 Manager of the Health Division of the Health Department at the Ministry of Health, Labour and Welfare, the honorable Shobayashi Tokuaki ③ 東京都知事 小池百合子 様 Tokyo governor, the honorable Koike Yuriko 第1 部 13:45~ 講演 Part 1: 13:45~ Lecture 座長 日本禁煙学会 理事長 作田 学 様 Chairman and president of the Japan Society for Tobacco Control, the honorable Manabu Sakuta ① 「タバコゼロ」へ「ミッション」 公益財団法人日本対がん協会 参事 望月友美子 様 New information about the prevention of passive smoking (provisional) Councilor of the pubic interest incorporated foundation of Japan Anti-Cancer Association, the honorable Mozuki Yumiko ② タバコと心臓病-“ストップ CVD” 〜禁煙・受動喫煙対策は予防・治療の原点〜 岐阜県総合医療センター循環器内科 主任部長 飯田 真美 様 Regarding heart disease from tobacco (provisional) Director, Department of Cardiology, Gifu prefecture Integrated Medical Care Center, the honorable Iida Mami 第2 部 15:05~ 特別発言 Part 2: 15:05~ Special statement ① 東京オリンピック・パラリンピックに向けて受動喫煙防止法を実現する 議員連盟幹事長 参議院議員 松沢 成文 様 Implementing passive smoking regulations at the Tokyo Olympics・Paralympics, Diet caucus secretary general, House of Councilors member, the honorable Matsuzawa Seibun ② 公益社団法人東京都医師会 会長 尾﨑 治夫 様 Chairman of the public interest corporation Japan Medical Association, the honorable Ozaki Haruo 閉会挨拶 15:25~ Closing address 15:25~ たばこと健康問題NGO 協議会会長(公益財団法人 結核予防会 結核研究所名誉所長) 森 亨 Chairman of Health Issues with Tobacco NGO Council (and Honorary Chief of the public interest incorporated foundation Tuberculosis Prevention Society, Tuberculosis Research) Mori Tōru *事情により、プログラム等は一部変更される可能性があります。ご了承ください。 Depending on circumstances, we might modify the order of the program sections. 【参加申込】締切は5 月25 日(金曜日)まで メール(fukyu@jatahq.org)またはファックス(03-3292-9208)にて、ご所属・ご氏名・連絡先(メールまたはファックス)をお知らせください。参加証をお知らせいただいた連絡先にお送りします。当日その参加証をプリントアウトしてお持ちください。 [Registration] Deadline on 25 May (Friday) By e-mail (fukyu@jatahq.org) or fax (03-3292-9208), please send the following information: your affiliation, full name, contact information (e-mail or fax). Please also send evidence of membership with organization contact address. On the day of the event, please bring a printout of this membership information to match your registration information. 【お問い合わせ先】 [Inquires address] たばこと健康問題NGO協議会 Health Issues with Tobacco NGO Council 事務局(公益財団法人 結核予防会 事業部普及広報課内) Executive office (inside of the Public Relations Department of the public interest incorporated foundation Tuberculosis Prevention Society) 〒101-0061東京都千代田区神田三崎町1-3-12 1 Chome-3-12 Misakichō, Chiyoda-ku, Tōkyō-to 101-0061, Japan 電話03-3292-9288 Telephone 03-3292-9288 FAX 03-3292-9208 メール fukyu@jatahq.org e-mail fukyu@jatahq.org |