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2016年02月 アーカイブ

2016年02月10日

30代~50代における口臭アンケート結果

 

当医院も加入しているEBAC(Excellent Breath Alliance Clinics)提携クリニックです。そのEBACの記事で興味深い記事が掲載していたので載せておきます。

口臭に関するアンケート結果(30-50代)

口臭に関するアンケート結果が出ました。30代~50代の方の結果です!
世代が変わると意識も変わるのか?!
職業と社会人と答えた人の業種



 

 

他人の口臭は気になりますか?

9割以上の人が他人の口臭を気にしています。10~20代に比べ、非常に高い結果となりました。社会人比率が高い分、社会人のマナーとして口臭に対する意識が高いようです。

 

 

 

自分の口臭は気になりますか?

9割以上は自分の口臭が気になっているようです。「とても」気になると答えた人が過半数を占めるところがポイント。他人の口臭だけではなく、自分の口臭に特に気をつけている人が多いですね!

 

 

 

口臭が気になるのはいつ?

寝起きが28%でトップですが、空腹、ストレス、人ごみ、食後もほぼ同じ割合という結果に。口臭に対する意識が高い分、気になる機会も増えているようです。回答者の中には「常に」気にしている人もいるんですね~。


 

口臭が気になった時の対処法は?

歯磨きに次いでうがいが検討しています。10代~20代の多様な口臭対策に比べ、オーソドックスなものに人気があるようです。その他の対処法に「水を飲む」という回答が・・

 

 

コメント
水分補給は口臭予防に欠かせません。但し、水分なら何でもいいというわけではありません。特に緑茶やウーロン茶などのお茶は、一時的にはリラックス効果・防臭効果はありますが、口臭予防という意味では逆効果。お茶に含まれているポリフェノールが唾液の分泌を抑えてしまうのです。水を意識して摂取すれば口内の乾燥も防ぐと同時に唾液の分泌も増えるので是非お試しください。
ほんだ式口臭治療では、生理的口臭が発生する前にコントロ-ルする方式をとっています。

 

 

一日のうちで最初に歯磨きをするのはいつですか?

朝食後と朝食前がほぼ同じ割合になりました。10~20代は朝食後が6割以上であることと比較すると口臭意識の高い30~50代の人の朝食後の割合が少なくなったのもうなずけます。

コメント
実は、食後は最も口内細菌が少なくなっています。なぜかと言うと食後は特別な唾液が分泌されており、歯の微細な虫歯を修復したり、酸性となった口内を素早く中和し口臭や虫歯が起こりにくくなっているのです。食後に歯磨きやうがいをするとせっかくの特別な唾液が流されてしまい、その機能がなくなってしまいます。食後は水を口に含んで口内を清潔にする程度が望ましいでしょう。

朝食は口臭を防ぐ
時間がないから朝ごはんは要らない・・・そんな人は要注意!知らない間にお口の臭いを悪化させているかもしれません。口臭を抑える第一歩として朝食をとることから始めませんか?
朝食は、口内の生理機能安定化、午前中に起こりやすい生理的口臭の予防など様々な役割をはたしています。朝食を抜くと口臭の原因となる「空腹」「唾液の分泌の低下」など口の中の状態が不安定になり、結果口臭が発生しやすくなります。規則正しい食生活を送ることはお口の中の環境のために非常に重要なのです。
30代~50代のアンケート結果は、予想以上に口臭に対する意識が高いものになりました。口臭を「とても」気にする人や口臭が気になる時を複数回答している人が多かったのが印象的です。

いかがででしたか?みなさまのお口の健康が保たれるよう出来る限りご近所の歯科医院で定期検診を受けてください。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

60代における口臭アンケート結果

当医院も加入しているEBAC(Excellent Breath Alliance Clinics)提携クリニックです。そのEBACの記事で興味深い記事が掲載していたので載せておきます。

口臭についての考察

口臭に関するアンケート結果(60代)

口臭に関するアンケート結果が出ました。60代の方の結果です!
世代が変わると回答も傾向がぐっと変わっているようです。
職業と社会人と答えた人の業種

 

 

 

 

 



他人の口臭は気になりますか?
約75%が他人の口臭を気にしています。他の世代と比べ、少し割合は減ったものの、依然として高い割合を保っています。

 

 

 

自分の口臭は気になりますか?

自分の口臭については、約60%が「気になる」と回答。10~20代の100%、30~50代の90%と比べ、大きく下がりました。「気にならない」と回答したある70代女性曰く「昔はそんなこと気にするどころじゃなかった」とのこと。口臭に対する意識は年々高くなっているようです。

 

 

口臭が気になるのはいつ?

結果がきれいに分かれました。「寝起き」に続いて「空腹」が健闘。「その他」として「会話時」という回答が多く見られました。

 


 

口臭が気になった時の対処法は?

他の世代では歯磨きが圧倒的に回答が多かったのに比べ、60代は「うがい」が半分を占めています。うがいは歯磨きに比べ、手軽にできるところ人気のようです。年代が高くなるにつれて、オーソドックスな対処法の割

合が高くなってきます。

コメント
空腹時には口臭が起きやすくなりますね。口臭対策として有効なのは、食間にコップ一杯程度の水分をとること。空腹が抑えられます。ただし、お茶は唾液の分泌を抑制するため、水をお勧めします。


一日のうちで最初に歯磨きをするのはいつですか?

「朝食前」と答えた人が6割以上という予想以上に高い結果に。朝食前の歯磨きは、口臭対策にとってベストなタイミング。60代以降の世代が最も良い口臭対策をされていたとは驚きです。

コメント
朝食前の歯磨きと合わせて実践して頂きたいのは「夜寝る前」の歯磨きです。細菌は寝ている間に増殖します。細菌が増殖する前にできる限りの歯垢を取り除くことが大切です。「寝る前」「寝起き」の2回は口臭対策に非常に有効ですので習慣にしましょう。

60代のアンケート結果はいかがでしたか?口臭に対する意識は若い世代に比べて少し低くなっていますが歯磨きやうがいなど、基本となる口臭対策はきちんとしている印象を受けました。

いかがででしたか?みなさまのお口の健康が保たれるよう出来る限りご近所の歯科医院で定期検診を受けてください。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

2016年02月17日

もしも家族から「たまに口臭があると」指摘を受けた時はどうすればいいか?

 

当医院も加入しているEBAC(Excellent Breath Alliance Clinics)提携クリニックです。そのEBACの記事で興味深い記事が掲載していたので載せておきます。

 

家族から「たまに臭い」=「いつもは臭くないが、時々臭い」言う指摘を受けていることから、あなたの年齢が定かでないので、わかりませんが、中学生以上であれば、普段健康で口臭がないと思う人でも、その時の生活習慣や、気分、体調などの変化に応じて発生する、周囲を不快にする口臭(真性口臭)である、生理的口臭を指摘された疑いがあります。 生理的口臭は誰にでも起こるために、他人は、よほど親しい友人を除いては、指摘しません。でも、家族は、会話距離が近いために、気がついた時に指摘をしてくれることが多いです。(とりわけ、母親や兄弟はよく指摘する。)

このことがきっかけで、
後年、ひどい口臭症に陥ることがあり、最初の対応が非常に重要です。
念のために、最寄の歯科を受診して、「口臭について悩んでいる」ことを申告して、病気(歯科的なことが多い)で起こる、常に相手を不快にする「病的口臭なのか?」それとも、だれでも起こる「生理的口臭」なのかの鑑別をしてもらってください。 「生理的口臭」である時は、たいてい、歯科医は「大丈夫」とか・・「気にしないように」と言います。 または、口臭について聞いても、あるともないとも言われない場合が多いです。

普段、無臭で健康な人にも、時々起こる、病的口臭と同じ真性口臭(他人を不快にさせる口臭)に分類される「生理的口臭」については、人ごとに、「気になる度合い」が違います。 生理的口臭が気になるかどうかは、その人の、臭いに対するセンスによるし、文化的な習慣(欧米型か、アジア型か?)、などによって違います。 また、性格にもよるでしょう。

例え、誰にでも起こる生理的口臭であっても、時々は確実に周囲の人を不快にするし、しかも、自分で気がつかないことが多いので、それを恥ずかしいと思えるか?または、「誰にでもあるから・・」と割り切って気にしないかは、その人の性格も関係します。 私は、とても嫌です。

でも、多くの、大学などの古くからの口臭の研究者は、日本人やアジア人には多い、近い距離では臭っかたり、体調の変化や気分の変化によって起こる、迷惑な「生理的口臭」については、「誰にでもあるから、気にしない人」が多いみたいで、専門書でも、口臭に関する啓蒙書でも「気にしないようにしなさい」と言うだけで、せいぜい、数種類のガス、しかも、口の中だけの臭気を測定しただけで、口臭がないことを主張してみたり、その時に鼻で感じなかったら、あたかも一日中、問題ないような扱いを受けたりします。 時々誰にでも起こる、周囲の人を不快にする生理的口臭については、いくらそれを患者が気にしていても無視されます。

これは双方の、文化的センス(価値観)の違いがあるので、どうにもなりません・・・ せいぜい、意味の無いスケーリングを繰り返したり、口が乾燥しすぎるくらい、意味の無い歯磨き回数を指示されたりするか?古くから人類が行って解決不能とわかっている、気休め的な舌磨きを推奨するくらいです。

その結果、かえって、口腔内が乾燥していったり、過敏になっていったりして、生理的口臭も起こりやすくなってしまいます。 大学のガス測定では、生理的口臭が起こらない条件を作って、測定するので、当然ですが、ガス濃度は低くなるし、鼻でも感じないです。本当は、良く調べて、その人が問題を起すような条件で、判定しないといけないのですが・・・

最終的に、あまり気にしすぎると、違う場所と時間では実際に起こっている生理的口臭も、精神的な幻覚と思われて「精神的に??」みたいな診断すら受けます。 このような、歯科における、現実離れした方針は、多くの歯科医たちも支持していることは、歯科系のホームページの口臭についての記載を見ればよく理解できると思います。

自臭症が、ごく一部の、特別な扱いのように書かれているホームページの歯科医たちは、実態にそぐわない、従来からの、実際とはかけ離れた学説を記載していることが多いです。 したがって、自分自身が冷静に、正しい知識を身につけて、生理的口臭については、よく理解して、自分で、コントロールして無臭を維持するようにすれば解決します。

生理的口臭で悩む人は特殊な人ではないし、自分の口臭を気にする人は、アンケート調査では、国民の8割の人が該当します。 もしも、歯科医院で、確実な診断を受け、「病的口臭」でないことがわかれば、あなたが、悩んでいる口臭は、誰にでも起こる「生理的口臭」であって、それが起こりやすくなっている可能性があります。

いかがででしたか?みなさまのお口の健康が保たれるよう出来る限りご近所の歯科医院で定期検診を受けてください。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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