臭いの測定方法
1.官能的口臭測定法
これは、患者さんに3分間口を閉じ(鼻で呼吸)てもらい、時間が来れば、息を止めたまま開口。開いた口の間に術者の鼻を近づけ、 口の中のガスを吸い込んで臭いの種類と強さを判定します。
2.機械的口臭測定法
歯科医院での口臭外来の多くでは、口臭官能検査のほかに、口臭測定器も同時に使用します。メリットとして、測定結果が数値として表れるため、客観性があることです。口臭がないのに気になるという患者に対して、測定結果を示すことで説明しやすくなります。
口臭測定器の多くは、硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドなど、歯周病、虫歯、歯垢、舌苔、不適合な入れ歯など口の中に原因があるときに発生するガスを測定するもので、糖尿病のアセトン臭や腎疾患のアンモニア臭などのような体の病気が原因で起こる口臭は検出できないという欠点はありますが、口の中に原因がないときは、体のどこかに原因があると考えることができ、病気の早期発見にも役立てることができます。
臭いを消す方法
臭いを消す方法は、臭いを出さないようにすることです。
1) 常に口腔を清潔にすること。
2) 水分を常に補給したり、身体を動かして緊張を取るなど、唾液が出やすい状態を作ること。
3) 口の中の嫌気性菌が増えにくい環境を作ること。
4) 舌や、口の中の筋肉を緊張させないこと。お話をしたり、 発声練習をしたり、
口の中に酸素を取り込むようにすること。
5) 口腔粘膜が剥離するような、化学合成の歯磨き剤などを使って、 舌や歯を
ごしごし磨かないようにすること。
6) 便秘症などの治療を受け、腸内にガスがたまりにくい状態を作ること。
7) 自己免疫疾患などがある場合、その治療を受けて、 医師の指導のもとできっちりと
コントロールしてもらうこと。
・市販されている臭いを消す薬剤などには、他の臭いで、口臭を紛らわせることを目的としたものがあります。できれば、 口臭の発生原因をしっかりと突き止めて、根本的に治療なさることをおすすめします。
・そのために、検査機器をそろえて、 できるだけ多くの患者さんの悩みを解消しようとしている口臭治療のグループがあります。
エクササイズ
本田俊一先生の速効エクササイズを紹介します。一度試してみてください。
当医院では口臭の検査も行っております。 お気軽にお声をかけてください。
みなさまのお口の健康が保たれるよう出来る限りご近所の歯科医院で定期検診を受けてください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。