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歯周病は治る病気です。

みなさん歯周病という言葉を最近よく耳にする機会が多いと思いますが、歯周病はご自身と、歯科医院のプロフェッショナルケアによって治る病気です。

歯周病の進行プロセス

歯周病3

左の図は健康な人 の歯を示しています。真ん中の図は、歯肉(歯茎)に少し炎症があり、 このまま放置するとどんどん深部へ病状が進行するような状態です。右の図は、 歯肉の炎症がどんどん奥へ入り歯を支えている骨までやられている状態を示しています。 このような状態になっても本人は気づいていないことが多く、「自分は歯に関しては自信がある」と言って、歯科に十何年も、 何十年も通っていない人によく見られます。不思議なことに、歯周病にかかっている人の歯はう蝕(虫歯)にかかっていないことが多いのです。

 

歯周病にかかりやすい人

このような人がかかりやすく治りにくい人です
・お口の手入れをきっちりしない
・お砂糖でできたものややわらかく歯につきやすいものを好き
・野菜や繊維性のもので、食べながら自浄作用のある食物をあまり食べない
・歯並びが悪い
・糖尿病がある
・不摂生な生活をする
・ストレスの多い生活をしている
・タバコをすっている
・歯の噛みあわせが悪い
・女性の思春期、妊娠中、更年期

 

歯周病を予防するには

・生活習慣を規則正しく、食生活も栄養のバランスや、繊維質の多い食物に変え、食事時間もできるだけ規則正しいものにする。
・自分での歯磨きをきっちりすることと同時に歯科医院で、歯科医師や歯科衛生士のプロフェッショナルケアーを定期的に受ける。
・そのとき、検査データなど見せてもらえれば、自分の口の状況を把握できるようにする。
・歯並びはできるだけきれいにそろえる。
・糖尿病などの成人病は早く受診して症状をなくしたり、医師の管理下で健康な生活をする。
・不摂生な生活をしない。
・ストレスのある生活の場合、できるだけ余裕のある時間帯を作り、体をほぐす。
・女性の場合、思春期や妊娠中及び更年期はきっちりと歯科医院でケアーを受ける。

今の社会環境では、上記のすべてで予防することはなかなか大変なことだと思います。そして自分自身の口腔内の管理ということが歯周病にとってとても重要なことですが、なかなか自分自身では継続的には大変です。歯科医院さんで定期的にプロフェッショナルケアをされることによって皆様の口腔内の環境は大幅に改善されます。

みなさまのお口の健康が保たれるよう出来る限りご近所の歯科医院で定期検診を受けてください。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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2018年07月18日 08:33に投稿されたエントリーのページです。

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