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20200713 院内感染防止対策研修会実施

  • 先月も一部お伝えしたように、診療室の感染対策はとても大切になってきました。
  • 令和2年7月13日(月曜日)上記研修会をスタッフ全員で実施しました。歯科診療室にとって感染防御は最重要課題と言えます。どのニュースを見ても、今は新型コロナの記事でいっぱいです。これもとても重要なことですが日常の細かい対策が一つひとつ大切です。わたくしが37年前まで大学で研究と教鞭をとっていた時、大学病院と研究室の中央材料室ですべての滅菌消毒の責任者をしていました。その当時は病院の各科と各研究室独自に滅菌と消毒を行っている時代でしたが、わたくしが勤務していた大学はその当時とても進んだシステムをとって、病院と研究室の真ん中に日々の臨床で使う診療器具、手術器具をはじめ一つでも最近が入ってはいけない研究用の器具機材材料すべてを集めて滅菌消毒を実施していました。多くのスタッフに消毒の重要性と滅菌の大切さを話し、事故もなく多くの病院スタッフや研究者に喜ばれました。そのような経験から、和歌山に帰り現在の診療室に入ったときに、現在ではだいぶん普及していますが、その当時歯科診療室ではまだ少なかった高圧蒸気滅菌機を2台設置し、院内で受け付けや診療にあたるスタッフとは別に、独立した滅菌消毒をするスタッフに頑張ってもらいました(現在も同様の人員配置です)。現在の歯科診療室には厚生労働省から感染防御についての通達が多く発信されていますが、当院ではすでに37年前から実施していることばかりです。収入に直結しない設備を充実させてきたことがやっと日の目を見る時代になったと喜んでいます。現在の歯科診療室は、どこの診療室に行かれても感染防御については十分な配慮がされているはずです。安心して歯科の受診をしてください。

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2020年07月15日 09:02に投稿されたエントリーのページです。

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