« 口臭(1) | メイン | 8月の診療スケジュール »

口臭(2)

臭いの測定方法


1.官能的口臭測定法
これは、患者さんに3分間口を閉じ(鼻で呼吸)てもらい、時間が来れば、息を止めたまま開口。開いた口の間に術者の鼻を近づけ、 口の中のガスを吸い込んで臭いの種類と強さを判定します。

2.機械的口臭測定法

当医院では下記の測定器を使用し口臭測定を行っています。

MS-ハリメーターブレストロン 揮発性硫黄化合物
オーラルクロマ 硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイド
アテイン アンモニア
BBチェッカー 揮発性硫黄化合物、揮発性窒素化合物、有機酸、アルコール類を含むその他の悪臭ガス

 

口臭3

臭いを消す方法

臭いを消す方法は、臭いを出さないようにすることです。
1) 常に口腔を清潔にすること。
2) 水分を常に補給したり、身体を動かして緊張を取るなど、唾液が出やすい状態を作ること。
3) 口の中の嫌気性菌が増えにくい環境を作ること。
4) 舌や、口の中の筋肉を緊張させないこと。お話をしたり、 発声練習をしたり、
口の中に酸素を取り込むようにすること。
5) 口腔粘膜が剥離するような、化学合成の歯磨き剤などを使って、 舌や歯を
ごしごし磨かないようにすること。
6) 便秘症などの治療を受け、腸内にガスがたまりにくい状態を作ること。
7) 自己免疫疾患などがある場合、その治療を受けて、 医師の指導のもとできっちりと
コントロールしてもらうこと。
・市販されている臭いを消す薬剤などには、他の臭いで、口臭を紛らわせることを目的としたものがあります。できれば、 口臭の発生原因をしっかりと突き止めて、根本的に治療なさることをおすすめします。

About

2017年07月12日 09:01に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「口臭(1)」です。

次の投稿は「8月の診療スケジュール」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。