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2012年09月20日 医科・歯科連携

病気になり、病院に入院されている患者さんの口腔ケアの重要性はだんだん認識されてきました。和歌山県立医科大学やいくつかの大きな病院では、どのような外科であっても主治医が希望すれば、手術前から口腔外科のほうで患者さんの口腔ケアを行い、手術後も入院中は口腔ケアをすることで、統計を取ると患者さんの入院日数が少なくなる(退院が早くなる)ことはよく知られています。一方で、このように治癒が早くなり退院した患者さんや、また、最近ではがん患者さんの化学療法は通院でされることも多くなってきました。このような患者さんの口腔ケアはあまり注目されていませんでした。しかし、とても重要なことなので、病院から退院したり、通院で化学療法を受けられる患者さんの口腔ケアを歯科診療所で行うようになって来ました。厚生労働省のほうでもその重要性を認識しており、最近はそのための歯科医師に対する講習も増えて来ています。私も昨年度から厚生労働省と歯科医師会の主催する講習会を受講したり、本年3月には、東京大学での講習会を受講したりしてこのような患者さんに対応できるようにしています。今回は、和歌山県立医科大学の主催で、国立がん研究センター中央病院の先生2名を講師としてお迎えし「がん患者における医科歯科連携講演会」という講習会が開催されました。とても充実したお話でした。

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