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20110412新聞記事ー3

2011年4月12日(火曜日) 日本経済新聞に次のような記事がありました。

インド出身の指揮者 ズービン・メータ氏はフィレンツェ歌劇場日本公演で来日していたとき、3月11日の大震災に遭遇し、イタリア側の判断で講演を打ち切った後もN響などにチャリティー開催を打診しつづけた。とのこと。その後N響などと日程を調整して、10日にベートーベン「交響曲第9番(合唱付)」を東京上野の東京文化会館で演奏したとのこと。こんな巨匠で、日程のやりくりが大変な中わざわざ再来日し、聴衆、オーケストラと合唱団全員で黙祷をささげ、時々声を詰まらせながら犠牲者、被災者をいたわり「来年の桜は、少しでも明るい気持ちで眺められますように」と結んだ。独唱、合唱も指揮に大きく共鳴し、終演後の客席は総立ちに!そして当日の義援金額は2200万円を超えた。という記事に、本当の芸術とは「人の心の奥底から魂の叫びを沸きあがらせるもの」であると感じさせられました。災害にあわれたかたがたには本当にお気の毒ですが、その後、多くの人々のいろいろな善意の記事を見るにつけ、人間のすばらしさを感じ、それだけに犠牲になられた方の無念を思わずにはいられません。和歌山県立工業高校の奥田先生も2日間の休みを東北へボランティアに行かれたとのこと。日数の多少でも、また金額の多少でもなく、巨匠も、1高校教師もこのように困っている人に対する「自分が何かをしなければ」という思いは同じすばらしい働きだと思います。

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2011年04月12日 15:13に投稿されたエントリーのページです。

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