2011年07月26日(火曜日) 新聞記事に「歯磨きの底力」と題して新聞記事が出ました。
以前から当院にお通いの患者さんにはお話をしてい多野でほとんどご存知のことと思います。記事には、歯周病(歯槽膿漏)と全身との関係について書かれていました。特に糖尿病との関係についてですが、そのほか肺炎(誤嚥性肺炎)、心内膜炎、動脈硬化、心筋梗塞、肥満、NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)などについての関係が書かれています。
先日のブログ(23日)に書きました研究会では、このほかに歯が無いままや、顎の位置異常があるまま永い間食事をしている人は「頭痛、肩こり、自己免疫疾患」やそのほかのとんでもない病気にかかっている方がいます。とくに、ご高齢のかたがたで「自律神経失調症」という病名をもらっている方はぜひ口の中をきっちり治療されることをお勧めします。高齢でありながら身の回りのことをご自分でできる方は、たとえ義歯であってもしっかりかんでいる方が多いのが確かめられています。
一方、寝たきりや痴呆の方は歯を粗末にしている方が多いとされています。今までは歯科医院に通うのは「う蝕(虫歯)で歯が痛くなったときだけ」という方が多かったのですが、これからは「若いときからメインテナンスをして、歯を悪くしないように、そして気持ちよく食事ができるように」歯科医院へ通われることをお勧めします。
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