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20110723なでしこおめでとう

2011年07月23日(土曜日) ’なでしこ’ 世界選手権優勝おめでとう

約1週間もたとうとして、「何でいまさら」かもしれませんが、いまだにうれしく、うきうきしてやはり書こうと思いました。ベスト8まで残るだけでもすごかったのですが、その後の戦い方は見ていて本当に惚れ惚れしました。体格も体力も本当に段違いの欧米のチームを相手に、可憐な’なでしこ’たちはかかんにいどみ、見事に優勝しました。優勝戦のアメリカチームとの試合が始まってすぐに「これは勝てる相手ではない」と思い込みました。私には攻められ続けた120分のように見えたのです。それでも最後のPK戦にまで持ち込み、優勝した実力は見上げたものです。

そして、今日本当に書きたかったのは、実はアメリカの選手についてです。そう、あの日本を苦しめ続けた’腕白’ならぬ’ワンバク’選手のことです。試合が終わった後、アメリカの全選手が呆然としている中、日本の選手のところに来て、一人ひとりと握手をしている姿を見て「これはすごい選手だ!」と思いました。しかし、それにとどまらず、表彰式のときに、自分はトロフィーをすでにもらって壇上で待機していたとき、澤選手がたしかMVPのトロフィーをもらって少し脇に寄ったときに、ワンバク選手が澤選手の後ろにそっと寄り添って、澤選手の立ち位置を誘導し、たぶんカメラマンたちが写真を撮りやすいような位置に導いたのだと思います。勝って当然と世界中の多くの人々が思っていたアメリカチーム。その中の最も注目されていた選手。アメリカチームの中でも「最も」気落ちして、がっくりして、茫然自失になってもおかしくない状況の中で、日本選手に近づき、一人ひとりと握手をするというのは並みの選手ではできないと感じました。その上、自分が金色のテープを天辺で浴びるはずであったのに、それを横目で見なければならない気持ちはいかばかりだったでしょうか。しかし、その中で周囲に気を配り、表彰式がよりすばらしくなるような気遣いのできる選手はたぶん男子、女子選手の中でもほとんどいないと思いました。それができたワンバク選手は隠れたMVP選手だと思います(もちろん澤選手のMVPはそれ以上であることは間違いありません)。その意味で私はすばらしい女子サッカーの試合だけでなく、こんなに立派な人間性を持った選手たちが世界の頂点を目指して戦っていたということに今も興奮しています。これからもさらに期待して観戦したいと思いました。

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2011年07月23日 01:13に投稿されたエントリーのページです。

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