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201104人生の達人

2011年4月  新聞記事

ある日の新聞に、厳 浩氏がご自分の友人について書いていました。その中で「中国の田舎で生まれた私は、親に叱られると暗い夜道を泣きながら祖母の家に走った。祖母の声は温かく、波立つ私の心を慰めてくれた祖母は、最も頼りになる存在だった」。と書き、その後最近亡くなられた遠藤容廣という人について、「仕事の議論より世の習いの話題に富んだ遠藤さんは、いわば人生の達人だった」と書き、その後「今思えば、学校教育を受けずも字を読めなかった祖母もまた、真の賢者であり、人生の達人だったのだと思う」。という風に書いておられます。現在の私たちは、学校教育により知識は増えましたが、厳さんのお婆さんのような知恵に富んだ「真の賢者」や、遠藤容廣酸のように、大きな仕事をしながら朴実温容の風があり、49歳で逝く前に「本当に必要なのは賑わいですね。仕事にも人生にも賑わいが必要だなと、つくづく思うようになった」と言葉を残された。と書いておられます。今、日本は大変な災害の後みんなが苦労していますが、このようなときにこそ、偏差値教育で得られる知識ではなく、大局的に俯瞰する知恵と、人間としての朴実温容さ、そして洒脱な人格が求められているように思います。その中からみんなで「日本の賑わい」を求めて生きたいと思っています。

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2011年05月11日 11:35に投稿されたエントリーのページです。

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