2;20年後に自分の患者さんとこのような会話をしたいか:医院理念(クリニック・スピリッツ)
和歌山で診療を始めたときに「20年後の患者さんと『自分の歯でかめるので食事がおいしい』
と言ってもらえる診療室」を目標にしました。24年たった今、その当時から通ってくれている患者さんから「自分の歯でかめるので食事がおいしい」と言ってもらえることに本当の喜びを感じています。
私は神様ではありません。全部の患者さんの全ての歯が残るわけではなく、中には、残念ながらあきらめなければならない歯もあります。
しかし、初診時(はじめて診た時)に歯周疾患(歯槽膿漏)で歯槽骨(歯を支える歯)がずいぶんダメージを受け、
グラグラしていた歯をきっちりと治療をし、ご自身も熱心に歯磨きをし、歯科衛生士がプロフェッショナルケア(専門的治療)をした結果、
「20年たった今その歯が残りました」と報告してもらえることは私たちスタッフとしても最大の喜びです。
このように歯をできるだけ残す努力を最大限した上で、
どうしてもその歯を残したために周囲に為害作用が及ぶ場合は止むをえず抜歯をすることもあります。