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和歌山市 歯医者 玉置歯科医院

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立体的に骨吸収を見る

歯周病4

40歳代の人のあごの部分のCT像です。歯周病(歯槽膿漏)で歯を支える骨まで破壊されています。
根っこがほとんど見えて、骨が支えていないのがよくわかります。このかたは、これほど歯槽骨(歯を支えている骨)がダメージを受けていたのですが、歯科衛生士が一生懸命深いところの歯石を取り、患者さんに歯ブラシの仕方をお話しし、患者さんもこれに答えて努力した結果、現在もこの歯が残って満足に食事をなさっています。しかし、こんなになる前に早く手入れをすると歯が抜けないで、長く自分の歯でかめます。ぜひご自分の歯を大切にして下さい。

 

歯周病5

私たちの口の中は、500種類以上と言われる微生物(ウィルス、細菌、真菌・カビ、原虫など)がすんでいます。この中には人間にとって善玉もいれば悪玉もいます。悪玉が簡単に体の中に入らないのは、体の防衛力(免疫力、唾液による洗い流し、重層扁平上皮という保護機構など)が働いてこれら外来の敵と戦ってくれています。しかし、歯の周りをいつも汚くしていると、防衛力がおっつかなくて、それに対応するためにいろいろな変化が起こります。歯肉が赤くなっているのは、外来の敵と自分自身の細胞などが戦っている姿です。外来の敵が多くなってくると、さらに深く、特に骨の中に敵が入ると大変なことになるので、自分自身の「破骨細胞」という細胞で自分の骨を壊し、敵が骨の中に入らないようにします。これが歯槽膿漏で、細菌などによって骨が溶かされるのではありません。


このように、口の中の病気は、外来の寄生体(細菌など)と宿主(自分の体)のせめぎあいです。自分の全身状態もよくし、悪玉が寄り付く隙を作らないようにすることが大切です。しかし、いろいろな全身の病気があり、そのために口の中の病気が悪化することがあります。体の状態をできるだけ早く、できるだけよい方向へ向けるように努力しましょう。


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